
SNSやブログを中心にリアルかつコミカルな漫画を多数発表している漫画家のぼのこさん(@bono_gurai)アパレル店員の日常を描いた作品『アパレる』は、業界のリアルな舞台裏が読者の共感を呼んでいる。



アンチコメントへの一言が引き起こした悪夢
他店でも有名な優秀な販売員・タデさんは、個人のSNSアカウントでお店の情報発信を行っていた。ある日の閉店後、スタッフ全員で協力してライブ配信を実施。無事に終えてクタクタで帰宅したタデさんだったが、投稿のコメント欄に商品に対するアンチコメントが届いていることに気づく。
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以前から嫌がらせ投稿を繰り返す人物だと察したタデさんは、営業妨害だと感じてつい「買わない人は黙っててください」と強気な返信をしてしまう。
切り取られたスクショと無言電話の嵐
翌朝、タデさんが目を覚ますと、自身の返信部分だけが都合よく切り取られて拡散され、アカウントは大炎上していた。さらに元投稿を確認すると、相手の批判コメントは「この服買おうか迷ってる」という無害な内容に書き換えられていたのだ。
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批判コメントが殺到しパニックに陥ったタデさんは、大事になる前にと問題の返信を削除してしまう。しかし、出社すると店にはクレームや無言電話が殺到。本社にも怒りのメールが届き、本社勤務のオニユリさんが事態の収拾に駆けつける事態となる。
店長からやり取りの確認を求められたタデさんは、証拠となる返信を消してしまったと白状する。元ネタが残っていない状態では、店側としても濡れ衣を晴らす対応が難しくなってしまうのだった。
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現場を離れる苦渋の決断と、現代のSNS運用リスク
オニユリさんからSNSの更新停止とアカウント非公開の検討を指示されたタデさんは、騒動が落ち着くまで売り場を離れ、本社待機を命じられる。
それでもタデさんは「どんな形でも構いません。どうか販売の仕事は続けさせてください」と頭を下げて熱望。数日後、彼女はしばらくの間、三ツ星百貨店の店舗へ異動して勤務することとなった。
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近年、販売員個人の発信力を活かしたSNS運用を取り入れる企業が増える一方、トラブル発生時のルール整備や対応策はまだ模索段階にある組織も少なくない。元アパレル店員でもある著者のぼのこさんも、個人の発信が注目される機会が増えた分、思わぬ形で炎上につながるケースを時折見かけると語る。
アパレル業界のリアルな裏側と人間模様を描く本作。気になった人は、ぜひ一度チェックしてみてほしい。
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取材協力:ぼのこさん(@bono_gurai)
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