マッチングアプリで出会ったのは、イケメンのインドネシア人男性。言葉も文化も異なる2人は、どのように距離を縮めていったのか。春乃おはな(@nekotaro1994)さんが自身の体験をもとに描くコミックエッセイ『インドネシア人とマッチングしてみたら』(全27話)は、国際恋愛ならではの戸惑いや胸の高鳴りをリアルに描いた人気作品だ。友人の紹介や街コン、マッチングアプリなど、さまざまな出会いを経験しながら恋活を続けること4年。その末に出会った彼との恋愛模様には、「リアルな駆け引きが参考になる」「あるあるすぎて共感しかない」と反響が寄せられている。今回は、交際に至った2人のその後や国際恋愛の魅力について、作者のおはなさんに話を聞いた。
インドネシア人から「朝まで一緒にいたいナ」と誘惑された夜…「え、脈あり!?」ちゃんと聞くの大事、と実感した経験談
「私たちって付き合ってるの?」聞きたくても聞けない恋の駆け引き
マッチングアプリで知り合ったおはなさんと、イケメンのインドネシア人男性・Rさん。初めて顔を合わせた日から意気投合し、気付けば深夜まで話が弾んでいた。やがて終電の時間が迫ると、Rさんから「帰らないで!」のひと言。さらに「朝まで一緒にいたいナ」という甘え上手な言葉に心を揺さぶられたおはなさんは、結局そのまま朝まで一緒に過ごすことに。
翌朝には「また会いたい」と伝えられ、次の約束まで取り付けた。これはもう脈ありなのでは!?と期待が膨らむものの、肝心の交際については確認できないまま解散。数日後のリモート飲み会でも聞き出せず、もどかしい時間が続いた。
そして迎えた2回目のデート。ようやくお互いの気持ちを確かめることができた。実はRさんも、どう切り出そうか迷っていたという。恋愛では、相手の気持ちを想像するだけでは前に進めない。おはなさんは、この経験を通じて「聞きたいこと聞くの大事!」と実感したのだった。
何年たっても新鮮!国際恋愛で出会う文化の違い
交際が始まってからも、2人の間には新しい発見が絶えないという。おはなさんによると、特に文化の違いを実感するのは、彼と一緒にインドネシアへ帰省するときだそうだ。
「数年経っても新しい発見はあります。一番感じるのは、彼とともにインドネシアに帰省するときで、食事、服装、宗教観からトイレのシステムにいたるまで、日本と違うことだらけ! 戸惑うことはありつつも、日本に住んだままだと感じられない事象の連続なので、それが楽しいなとも思っています」
食事や生活習慣はもちろん、宗教観やトイレの仕組みまで違うとなれば、驚くことも多そうだ。それでも、知らなかった世界に触れられること自体が楽しみになっているという。
甘じょっぱさがクセになる!彼の故郷で出会った絶品料理
インドネシアへの帰省では、食の楽しみも大きい。おはなさんが好きになった料理の1つが、ピーナッツソースをかけたサテ(焼鳥)だ。インドネシア料理店でもおなじみのメニューで、甘い醤油味とピーナッツソースの2種類が多いという。「このピーナッツソースが絶妙な甘じょっぱさで、無限に食べられますよ!」と、そのおいしさを熱弁する。
もう1つのお気に入りは、大豆の発酵食品であるテンペ。大豆ミートにも似た食材で、油で揚げて食べることが多いそうだ。醤油で炒めた甘じょっぱい味付けが定番で、こちらも箸が止まらなくなるおいしさだという。「素材は大豆を煮たものなのでヘルシー! 何故日本で流行しないのか、疑問に思っています」と、おはなさん。どうやらインドネシアの食文化にもすっかり魅了されているようだ。
違いを知るほど、自分の世界も広がっていく
外国人のパートナーに憧れる読者もいるだろう。そんな人たちに向けて、おはなさんは国際恋愛のリアルな魅力を語ってくれた。
「こんなに文化が違うのに、インドネシアから帰国すると自然と日本に溶け込む彼の姿を見て、何度も感心してしまいます。彼のバックボーンを知れば知るほど刺激的で、同時にいかに自分で自分を型にはめて生活しているかが浮き彫りに。でも私はそれが楽しいと感じます」
育ってきた環境も、当たり前だと思っている価値観も違う2人。だからこそ、相手を知るたびに新しい発見があり、自分自身の考え方まで変わっていく。恋愛のときめきだけではない、国際恋愛ならではの奥深さが伝わってくるエピソードだ。