
自分の仕事を終えて定時に退社すると「社内の空気を悪くしている」と注意され、トイレへ行く前には先輩への報告を求められる。新卒で入った会社での理不尽な体験から心身ともに不調をきたし、パニック障害、適応障害、抑うつ状態となって退職したけろちゃん(@kerochan_manga)さん。そんな壮絶な実体験を描いた漫画『新卒で入った会社で精神病になってニートになった話』が大きな反響を呼んでいる。



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※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
理不尽な指示と組織への違和感
新卒当時、業務の非効率さに疑問を抱き「こうしたほうが効率よくなるのでは?」と上司に直談判したけろちゃんさん。しかし、その提案は反感を買い、苦情や注意が相次ぐ事態となった。新卒社員に対して感情的に対応する周囲の姿に呆れると同時に、会社に従順な人材のみを重宝する組織の体質を察し、この場にとどまるべきではないと確信したという。
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心身の限界と布団の中で始めた漫画
転職を模索したもののストレスは限界に達し、入社1年後に休職してそのまま退職を決意する。親と縁を切って家を出るなど生活は劇的に変化し、その後3年間は働くことができなかった。布団から起き上がる気力もなく鬱屈とした日々を送るなか、「この虚しさを形に残そう」と布団の中でも描ける漫画制作を軽い気持ちでスタートさせた。
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自分基準で取り戻した納得のいく人生
休職から3年が経つ頃には体調も落ち着き、少しずつ人間らしい生活を取り戻していった。自身の経験から、ブラック企業で悩む人に向けて「一番してはいけないのは我慢すること」と語る。心身を壊しても会社は責任を取ってくれないため、環境を抜け出すタイミングは会社ではなく「自分基準」で見極めることが重要だと訴える。現在は新しい環境で仕事に復帰しており、今後もマイペースに漫画を描き続けていく意向だ。
取材協力:けろちゃん(@kerochan_manga)
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