
世界に8000人しかいない珍しい病気「振り子病」を患ったルナ。医者に言われた余命は「10⁵年」という果てしない長さで…?小学館の拡散型漫画投稿サイト「#マンガイチ」で入賞した、こうが(Kouga_ss)さんの「余命10⁵年」を紹介する。
大切な家族を見送り、残された少女



珍しい病気「振り子病」を患うルナは、余命がわかるにもかかわらず、何度調べても「10万年」と診断されてしまう。両親は「気にすることはないわよ!」と励まし、妹も長生きをうらやむが、ルナには想像を超える長い人生が待っていた。ルナのために両親が迎えたのは、犬型ロボットのペロ。やがて家族を見送ったルナは、ペロと暮らし続けるが、果てしない年月のなかで、世界から少しずつ人が減り始めていた。
続きを読む
10万年という果てしない時間のなかで、人類は繁栄から衰退へと向かい、ルナの周りからも人が消えていく。作者のこうがさんは、物語の着想について「ドラゴンボールに出てくる精神と時の部屋」に、余命わずかな主人公を描く作品の逆の発想を組み合わせたと語ってくれた。また、「途方もない余命を宣告されたルナがどう生きていくのか、そして周囲はどう変化していくのかなど、制作にあたりかなり考えさせられました」と振り返る。
物語のラストでは、ペロが旅立ったあと、ルナが自分の余命を確認すると、残された時間は「あと3年」だった。しかし、普通の人なら3年という時間も、ルナにとってはたった1日ほどの長さ。その事実が物語の切なさをいっそう深めている。
続きを読む
読者からは「涙が止まらない」「切ないけど好き」といった声が寄せられており、こうがさんも「このお話を読んでくれた方の心に何かしらの影響を与えられたらうれしいです」と語っている。果てしない時間を生きるルナと、長い年月をそばで寄り添い続けたペロが紡ぐ本作「余命10⁵年」を、ぜひ読んで欲しい。
取材協力:こうが(Kouga_ss)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
記事一覧に戻る