
社会問題について、誰も言えなかった言葉で鋭く切り込むコメンテーター・エンドウ。「もし、こんなコメンテーターがいたら?」を描いた洋介犬さんの漫画『反逆コメンテーターエンドウさん』が痛快だ。いじめ問題や少年犯罪、偏向報道やアンチにも正面から立ち向かい、世の中の理不尽への皮肉を込めたコメントが読者の心に強く響いている。



忖度なしのコメンテーターを描く話題作
読者から「スカッとした」という声が絶えない本作。誕生のきっかけについて、作者の洋介犬さんは「7年ほど前にSNS投稿用に、忖度なしで凝り固まった定形のやりとりを無視するコメンテーターがいたらどうなるだろう?という想定で描き始めました。実はこれは今でもあまり変化していません」と明かす。
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特に反響が大きいのは「読者の生活に微妙にマッチし、他人事でない回」だという。なかでも「キラキラネーム」や「陰謀論」などを扱った回には、多くの反応が寄せられた。
著者の考えを超えて独り歩きするキャラクター
作中でのエンドウの発言は、一見すると作者自身の考えを代弁しているかのようにも思える。しかし洋介犬さんは「テーマに沿ってエンドウさんがどう答えるか、アドリブで出た結果を整理している感じで描いています。建付けとしては監督と演者に近いかもしれません」と語る。キャラクターが独り歩きしているからこそ、押しつけがましさのない言葉が生まれるのだろう。
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多様な意見を交わし、研磨することの価値
作品に寄せられるさまざまな意見に対し、洋介犬さんは「議論の目標は決してどちらかの勝利などという矮小なものではないと思います。多種多様な意見が寄せられ、考え、研磨して生活に持ち帰れればそれが一番いいのではないでしょうか」と思いを口にする。
歯に衣着せぬコメントで胸のすく思いを味わいたい人は、洋介犬さんの『反逆コメンテーターエンドウさん』をぜひ手に取ってみてほしい。
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取材協力:洋介犬(@yohsuken)
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