
郵便配達員たちは毎日、町の隅々まで郵便物を配達して回っている。それが仕事なので、郵便物がある限り「あの配達先には行きたくない」とはなかなか言えない。しかし配達をしていると、稀に「嫌な感じ」のする住宅に遭遇することがあるという。遠くから見ただけでも背筋がゾッとし、近づけば震えだけでなく頭痛もひどくなる…そんな物件が!!これは霊感のある郵便配達員が実際に経験した少し怖い…いや、かなり怖い物件の話である。
郵便局員が実際に経験した怖い話を漫画化したのは、現役の郵便局員である送達ねこ(@jinjanosandou)さんである。漫画を描いているうちにその噂を聞きつけた郵便局員から話が届くようになり、今では他局の郵便局員からも体験談が届くようになったという。本作『嫌な家』について送達ねこさんに詳しく話を伺ってみた。
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霊感がある郵便局員が感じ取った、ほかの人にはわからない異様な気配



実際にあった怖い話を漫画に描いているのは、現役の郵便局員である作者・送達ねこさんだ。本作「嫌な家」では、M支店に勤務するYさんが遭遇した2つの不気味な物件での体験が描かれており、Yさんには霊感があったため、周囲の人にはわからない異様な気配を感じ取っていたという。
なかでもYさんが不気味に感じていたのが、郵便局員でさえ近づくのをためらう古い2階建てのアパートの1室だ。階段の下に立つだけで鳥肌が立つほど不気味な場所で、窓にカーテンはなく、郵便物も届かないため、人が住んでいるとは思えない様子だった。しかし、事故物件サイトを調べても情報は見つからず、郵便局の原簿には居住者の記録が残っていた。そんな部屋へ向かうきっかけとなったのが、コロナ禍に実施された布マスクの全戸配達で、普段なら避けたい場所でも仕事となれば配達しなければならず、意を決して足を踏み入れる…。
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送達ねこさんによると、漫画を描くうちに噂を聞きつけた郵便局員から体験談が寄せられ、他局の職員からも話が届くようになったそうで、「Yくんのような人は日々、私たちにはわからないような苦労があるんだろうなと思いますが、結果的に危険なところを回避できるのではないかと思います。大抵の人はわからないでそのまま住んでしまうと思うんですよね…」と語る。読者からは「けっこう背筋がゾクッとしたけど、めちゃくちゃおもしろい…!」という感想も寄せられており、身近な配達の裏に潜む怪異を描いた本作で、背筋が凍る恐怖を味わってみてはいかがだろうか。
取材協力:送達ねこ(@jinjanosandou)
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