
有名大学を卒業して大手企業に入社するもパワハラで3年で退職し、10年間の引きこもり生活を送っていた山村。ようやく前を向きスーパーでアルバイトを始めた彼が出会ったのはキャバ嬢だった。35歳の男が本気で恋に落ちる怒涛の展開を描いた、おたみさん(@otamiotanomi)の『ド真面目な友達がキャバ嬢にハマった話』を紹介するとともに、著者に話を聞いた。
続きを読む
引きこもり男の初恋とキャバクラの沼




本作は高校時代からの友人である山村と橋田、そして著者の3人の友情と、山村の初恋の物語である。10年の引きこもりを経てアルバイトを始めた山村は、苦学生のいおりに出会う。昼はスーパー、夜は掛け持ちで働き学費を稼ぐ彼女と親しくなり、デートに誘われる。しかし恋愛に不慣れな山村が連れて行かれたのはキャバクラであり、いわゆる「同伴出勤」であった。
初めて客として席についた山村は2時間で2万5千円を支払い、さらに月収6万円を使い、彼女の誕生日には15万円を使うと意気込む。彼女の手腕に完全にハマり、本気で恋をしてしまったのだ。真面目な山村がカモにされる姿を見ていられない橋田と著者は、彼を助けるためになけなしのお金を集めて店へと向かう。
続きを読む
丁寧に描かれる感情と読者の反響
小学生のときから漫画を描き続け、美術系の学校を経て漫画家になった著者。本作は実際の友人に起きた実話だ。友人がキャバクラにハマった当時はどう助言すればよいかわからずオロオロしていたが、知人から似た事例をよく聞くようになり、「僕らの場合はこうだった」と伝えたくなったことが執筆のきっかけだという。
見どころについては当時の出来事を羅列するだけでなく、そのときどきの感情を思い起こして丁寧に描くことを心がけていると語る。また、同じ職場のミクちゃんというキャラクターが登場してから反響が増えたのは意外だったと喜ぶ。本編前の「立ち飲み屋のおじさんの名言」も実際の常連客の言葉であり、酒場のいろいろな人生訓が反映されている。
続きを読む
物語は中盤あたりだが、現実の現在にもつながっているため、どこで終わるかは全く決めていないという。著者は「ブログやXでの反応がとても励みになっている」と読者への感謝を語った。
取材協力:おたみ(@otamiotanomi)
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格が異なる場合があります。
記事一覧に戻る