
昨今の社会問題について、誰も言えなかった言葉で鋭く切り込むコメンテーターのエンドウさん。「もし、こんなコメンテーターがいたら?」を描いた洋介犬(@yohsuken)さんの漫画「反逆コメンテーターエンドウさん」が痛快だ。いじめ問題や少年犯罪、偏向報道やアンチにも正面から立ち向かい、世の中の理不尽へ皮肉を込めたコメントが読者に響いている。


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誰もが言えなかった本音を代弁!痛快コメンテーターの誕生
本作は、書籍の1ページ目に「こんなコメンテーターが1人ぐらいいてもいいのでは、という願いのもとに描かれたものである」と記されている。これがエンドウさんが生まれたコンセプトであり、読者からも読んだあとに「スカッとした」という声が多く寄せられている。
作者の洋介犬さんによると、本作は以前、SNS投稿用として「もし忖度なしで、凝り固まった定形のやりとりを無視するコメンテーターがいたらどうなるだろう?」という想定で描き始めたものだという。「いわゆるシミュレーションに近い形でスタートしており、実は今でもこれはあまり変化していません」と語る。
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「キラキラネーム」や「子どもハーネス」、「陰謀論」など、読者の生活に微妙にマッチした“ひとごとではない回”が特に大きな反響を呼んでいる。一方で「予想よりも優しい、泣ける話に好感を持ってもらえたのは意外な発見でした」と、「脇役俳優」の回などでの意外な反応についても明かした。
少年犯罪やいじめ問題に斬り込む!キャラのモデルは?
コメンテーターエンドウさんの魅力は、その忖度のない発言にある。例えば、凶悪な少年犯罪のニュースに対してアナウンサーが「現在の若者は特に心が病んでいる」と発言した際、エンドウさんは「昔から少年犯罪はバリバリにあった」と否定。「今の若者」をひとくくりにしたいメディアに真っ向から立ち向かう。
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また、集団いじめを受けて不登校になった被害者に対し、「心のケアを優先する」と発言した学校側へも容赦がない。エンドウさんは「学校のみの問題ではないけれど、足りないよね。治療すべきは、あんな残虐な行為を平気でしでかした加害者の方」と切り込む。いじめを隠蔽したがる学校にも届けたい、鋭い言葉だ。
そんなエンドウさんの外見は、評論家の須田慎一郎さんをモチーフにしているという。「いずれご本人に『モデルにさせていただきありがとうございました』と、お礼のごあいさつに行ければとも思っております」。中身のイメージは、ある古代中国の政治家だ。ビシッとスーツを着てコメンテーターを演じるエンドウさんだが、実は愛妻家であり、YouTubeチャンネルでの私服がひどい(笑)など、見事なギャップも本作の息抜きポイントになっている。
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議論の先にあるものとは?作者が込めた思い
エンドウさんの痛快なコメントは、どのように生み出されているのだろうか。洋介犬さんは「キッチリとした筋立てを用意しているわけではなく、テーマに沿ってエンドウさんやケンジロンがどう答えるか、アドリブで出た結果を整理している感じで描いています」と明かす。作者の意見を代弁させているわけではなく、作者の意見とは真逆のことをエンドウさんが言い出すことも多いという。
鋭いコメントを生み出すうえで苦労しているのは、セリフの長さだ。「小説や口語と比べて、かなり削らないと漫画のセリフとしては長すぎるという点があります。第一稿と比べると毎回30%はセリフ量を削っています」。読者が瞬間的に飲み込めるよう、難しい用語になりすぎない直感的なセリフ作りを心がけている。
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