
「借金を取り戻すためにはギャンブルで勝てばいい」と、適度なところでやめられないのがギャンブル依存症。最近は、オンラインカジノが主流でスマホで簡単にできてしまうこともあり、若者の依存症も増えているという。今回は三森みさ(@mimorimisa)さんが描く「だらしない夫じゃなくて依存症でした」のなかから「ギャンブル依存症編」をピックアップする。
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「苦しみから逃れるために」というギャンブル依存症の背景を取材



「1発当たれば借金を取り戻せる」と考え、嘘を重ねながらギャンブルをやめられなくなる――。本作「だらしない夫じゃなくて依存症でした」では、身近に潜む依存症の実態を描いている。これまでにアルコールやカフェイン、ゲームなどの依存症を題材にした啓発漫画を描いてきた作者・三森みささん。なかでも特にカフェインをやめた際の副作用を描いた作品がきっかけで、本作も描くことになったのだと語る。
三森さんは、依存症について「本当は気づいているけれど、やめることができない」病気だとし、理性では「このままではまずい」と分かっていても、本能的には「でもやめたくない」という欲求が同時に生まれ、頭の中で考えが混線してしまうのだという。
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とくにギャンブル依存症は、アルコールのように外見から分かりやすい変化が出にくく、「ギャンブルをやっていない」という嘘もつきやすいため、家族が問題に気づくのが突然になることもあるそうで、借金による損失が数字として大きく表れる点も特徴。施設や自助グループへの取材では、若い頃からギャンブル経験があり、人生でつらい時期にのめり込んだ人の話を多く聞き、「楽しくてやってるうちに病気になったというより、苦しみから逃れるため」という三森さんの言葉からも、その背景がうかがえる。
依存症の裏側にある「なぜ、やめられないのか」という問いに迫る本作と三森さん自身が向き合ってきた「生きづらさ」の記録もたどれば、作品に込められた言葉がより深く感じられるかもしれない。依存症を遠い誰かの話だと思っている人にも、ぜひ1度読んでほしい1作だ。
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取材協力:三森みさ(@mimorimisa)
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