
幼少期から絵を描くことが好きで漫画家として活動するアヤさん(@aokitajimaru)。現在は総合WEBメディア「ナース専科」にて、看護師から寄せられた実体験を基にした漫画を連載している。今回は同サイトで公開されている『摂食障害と心のケア』を紹介するとともに、アヤさんに話を聞いた。
体重30キロ未満の摂食障害



看護師8年目の夏、ICUに20代の女性・横山さんが運ばれてきた。体重30キロ未満の摂食障害を患い、医師のメモには「心停止後」と記載されている深刻な状況だ。飢餓状態の改善など問題は山積みだが、最も重要なのは彼女の心のケアである。
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横山さんは中学時代に太った外見を理由にいじめに遭って以降、摂食障害の外来に通っていた。しかし完治することなく拒食症に陥り、ゼリー飲料を一口摂取しただけでも嘔吐してしまう状態だった。
カロリーを気にして点滴すら嫌がる横山さん。体重が減れば正義、増えれば悪と思い込み何年間も苦しみ続けていた。そこで看護師たちは「増える」「治療」といった言葉を避け、「コントロールしますね」と声掛けを徹底する。すると横山さんは少しだけ落ち着きを取り戻した。摂食障害の患者の心のバランスを保つ難しさを考えさせられるエピソードだ。
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周囲の心無い言葉が奪うもの
本作を描いたアヤさんは、摂食障害について「すべてがそうだとは言わないが、目立つ原因の一つとして周囲の心無い一言や誹謗中傷が挙げられる」と語る。人それぞれにコンプレックスはあるが、それを他人がさらに深掘りして傷つけることで、よいことは何一つ生まれないと指摘する。
「この漫画の患者さんのような人がいるという事実を、改めて知っておいてほしい」という気持ちで本作を描いたという。
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取材協力:アヤ(@aokitajimaru)
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