
シルバーウィークはお家でのんびり漫画三昧?本稿では2026年上半期にバズった漫画を紹介。
バスにベビーカーで乗車したら「邪魔なんだよ!畳め!」と怒鳴られ、蹴られたという事件が話題を呼んだ。交通機関などでのベビーカー利用をめぐるトラブルが絶えないなか、「こんな世の中だったら」との思いを発信するイラストレーター・志水吹歌さん(オカン羊さん・@shimizoon)の漫画『バスとベビーカー』の制作経緯を紹介する。




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「赤ちゃんを守るヒーロー」を信じて
さほど込み合っていないバスの車内で、指定位置に置いたベビーカーを男性が蹴り、文句を言う。この理不尽な出来事がX(旧Twitter)に投稿され、瞬く間に炎上した。いまだに交通機関でのトラブルは絶えない。
志水さんは「赤ちゃんを守らなければいけない。一番不利な立場にある1人に戦わせる世の中であってほしくない。次にこんなことがあれば、きっとヒーローが現れるはずだ」との願望をもとに、本作を描いたという。
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作中では、女子高生や男性客などがそれぞれできることで赤ちゃんを守り、最後は運転手が毅然と降車を促す。読者からは「最高の連携プレー!」と称賛の声が届いている。
「見て見ぬふり」をしない社会への一歩
この事件について志水さんは「数年前のことだが、悪いことは悪い。迷惑行為ではなく犯罪。見て見ぬふりはよくないと言える空気になってきたことはすごくうれしい」と語る。昔はかばうと「真面目かよ」とばかにされることもあったが、今は勇気を出して声を上げる人が増えたと感じているそうだ。
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一方で、理不尽に怒鳴る人が完全にはいなくならない現実も冷静に見つめている。「他人のことを思いやれない人は、残念だが変われない。空気を読めないから空気が変わったことにも気づけない」と指摘する。
それでも志水さんは、「いじめっ子がつい弱い者いじめをしてしまったとき、ちゃんと止めてくれる人が“3人”いればいい。そういう社会までもう一歩のところに来ていると信じたい」と前を向く。その場で意見を発する人が少しでも増えれば、世界は確実に住みよくなるはずだ。
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取材協力:志水吹歌(@shimizoon)
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