
今ではどこにあるのかも語られなくなった心霊スポット「アイスの森」。そこに足を踏み入れた青年たちが見たものとはー。背筋がヒヤリとする大家(@ksyjkysk)さんの創作漫画「アイスの森」に5000以上の「いいね」が寄せられている。本作は、著作権フリーおよび無料配信を行っている怪談ツイキャス「禍話」で語られた物語を、大家さんが再構成して漫画化したものだ。



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アイスの棒に書かれた不気味な文字…
大学で語り継がれる心霊スポット「アイスの森」。誰もが禁句とするその場所に、サークルの先輩が「卒業前に一度行きたい」と言い出した。そこは車で片道5時間かかる山奥の私有地だった。
入り口には金網が張られ、「立ち入り禁止」の看板がある。街灯もなく、懐中電灯のわずかな明かりを頼りに彼らは森の奥へ進んでいく。そろそろ戻ろうとしたとき、足先に何かが当たった。照らしてみると、当たりくじがついているようなアイスの棒が刺さっており、そこには「たまちゃん」と書かれていた。あたりにはほかにも「ぴーちゃん」「ポチ」と書かれた棒がいくつもあり、彼らは「ここはペットの墓場だったのか」と結論づける。
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しかし、次に見つけた棒には「からす」「すずめ」など野生動物の名前が。さらにその3メートル先には「どらいぶ」「さんさいとり」と書かれた棒が等間隔に刺さっていた。一瞬思考が停止した彼らだが、「ペットの墓場なんかじゃない」とその意味を理解し、無言で引き返すのだった。
想像力に委ねるからこそ怖い、余白を残した怪談漫画の魅力
「禍話」は毎週土曜23時から配信している怪談ツイキャスだ。大家さんは「以前からファンで、リモートワークや原稿の作業中によく聞かせていただいていました。禍話さんはファンによるリライトやファンアートなどの投稿が盛んで、私自身も漫画を描くのでせっかくなら参加したいと思ったのがきっかけでした」と制作の経緯を語る。
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「禍話」の怪談は非営利での二次使用が可能となっている。「『アイスの森』は、尺自体は短いながらも強烈なインパクトがあり、大好きなお話なので描かせていただきました。語りのかぁなっきさんや禍話ファンの皆さんに読んでいただけてうれしかったです」(大家さん)
怪談を漫画にすると視覚的なイメージがつかみやすくなる一方で、怖さの落としどころが難しくなる。本作はあえて描きすぎず、結末を読者の想像力に委ねたことで、より一層の恐怖を引き出している。
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