
よく配達に行くマンションの一室なのに、届けるたび宛名が違っていた。「山田さん」「鈴木さん」「佐藤さん」…。同じ部屋に、なぜ毎回違う名前の荷物が届くのか。今回は、ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)さんの『運び屋ゆきたの漫画な日常』から、宅配の仕事中に遭遇したちょっと怖いエピソード「名前の変わるワンルーム」を紹介する。
受取人の名前が変わる部屋!?


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よく配達に訪れるマンションの一室には、不思議な点があった。荷物の宛名が毎回違うのだ。「山田さん」「鈴木さん」「佐藤さん」など、届け先は同じなのに、受取人の名前だけが変わっていく。事務所として使われているのだろうかと思ったものの、荷物を受け取るのは決まって外国籍の人。そのことにも、ゆきたさんは違和感を抱いていた。
違和感の正体は?
ある日、その部屋に届けた荷物を「引き取りに行ってほしい」と連絡を受け、再びマンションへ向かった。インターフォンを押しても応答はなく、ポストを見ると投函口はテープで塞がれていた。どうやら、すでに引っ越した後のようだった。
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さらに後日、届けた荷物に使われていたクレジットカードが不正利用されていたことが判明する。職場では同僚から「配達したゆきたくんも共犯者だね」などとからかわれることに。何度も足を運んだあの部屋で起きていた出来事は、思いがけない形でつながっていた。
配達員だけが気づくこと
「このお話はもともとご投稿をいただいたものなのですが、どうもカード情報を悪用する犯罪グループだったようですね」とゆきたさん。不正利用された人から「そんな注文はしていない」「届け先も自宅と全く違う」といった連絡があり、発覚したという。多くの被害者は、カード情報が悪用されていることに気づいていない可能性もあると話す。
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さまざまな家を訪れる配達員だからこそ、「ちょっと変だな?」と違和感を覚える場面もあるという。ほかにも、絶対に電気をつけない「暗闇に住む女性」や、誰もいないはずの家から返事が聞こえる「ちょっと待ってて」など、配達先で遭遇した不思議なエピソードも描かれている。
毎日のように人の家を訪れる宅配の仕事。その扉の向こうには、それぞれの暮らしと、ときには説明のつかない違和感がある。「名前の変わるワンルーム」で描かれた出来事とあわせて、ブログ『運び屋ゆきたの漫画な日常』にも注目したい。
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■取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
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