物価高や気候変動、日々のストレスなど、食卓を取り巻く環境は日々変化しており個人差も大きい。だからこそ今、毎日の食文化に求められているのは「その日の自分のコンディションに合わせて無理なく、多様に食を楽しむ」という柔軟さだ。
オイシックス株式会社が発表した「2027年ベジフル(青果)ネクストトレンド」は、35万人以上の顧客データと全国4000軒以上の産地動向を分析して導き出された最新の食傾向である。単なる流行の予測にとどまらず、消費者のリアルな心理と生産現場の構造変化を捉えた5つの重要キーワードから、これからの食卓とビジネスの可能性をひもとく。
続きを読む

2027年に押さえておきたい「ベジフル5大トレンド」
キーワードは「プロテイン」「メンパ」「タイパ」「唐辛子」「体験」。全部はまらなくても「これは!」と思うベジフルがあれば試してみてほしい。
1. プロテインベジフル(タンパク質が豊富!)
ブロッコリー、枝豆、モロヘイヤ、アボカドなど、日常の旬野菜から手頃な価格でタンパク質を補うスタイルが、物価高における賢い選択肢として定着している。
続きを読む

2. メンパベジ(調理ストレスを劇的に軽減!)
「コスパ」に続く重要指標として浮上したのが、精神的な負担を減らす「メンパ(メンタルパフォーマンス)」だ。野菜にもこの波が押し寄せており、サンドイッチにそのまま挟めるミニきゅうり、種がないピーマンなど調理や片付けのストレスを極限まで減らした新品種が拡大。

3. 進化系唐辛子(激辛?うま辛!)
猛暑に強く収量が安定することから、生鮮唐辛子市場が急速に進化している。激辛を追求するのではなく、ビールのおつまみに最適な「遠野パドロン」や、肉厚で旨味が強く「あと味に残らないチョイ辛」が病みつきになる「ハラペーニョ」など、ご飯のお供やビールに合う野菜が食卓に出始めている。
続きを読む
なお、辛味が強い種や白い芯の部分を取るときに皮膚が刺激を受ける場合があるため、ビニール手袋を装着して調理することをおすすめする。調理の際、中のタネを触れたあとなど手を洗わずに目鼻口を触ると辛さの刺激を受けることがあるので要注意だ。


4. ポータブルベジ(脱ジャンクスナックとタイパ重視)
フリーズドライ技術の進化により、栄養素を損なわずにサクサク食べられる野菜スナックや、食塩不使用(休塩)のヘルシー食材が拡大。さらに100%ジュース漬けにしたフルーツを炭酸で割って「吸える・飲める」ポータブルな新カテゴリーも登場し、間食の健康化とタイパを両立させている。
続きを読む

5. 「収活」(収穫する喜び!)
人手不足に悩む農家がスキマバイトを活用する動きと併せ、自然の中で採集を楽しむ「フォレジング」などの体験型観光が盛り上がりを見せている。


食卓の多様化と無理せず楽しむ生活スタイル
「手早く済ませてストレスを減らしたい日」はメンパベジやポータブルベジに頼り、「食で元気をチャージしたい日」は進化系唐辛子や高タンパクな野菜で料理を楽しむ。
続きを読む
無理に完璧を目指すのではなく、その日の気分やライフスタイルに合わせてベジフルを選ぶ。そんな柔軟で多様な食生活こそが、これからの暮らしをより豊かに、そして持続可能なものにしてくれるはずだ。
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
記事一覧に戻る