
29歳で婚活をはじめたアスカは、「優しくていい人と出会えたらいいな」と思っていた。婚活アプリで会った佐藤は、優しかったけれど2軒目に自宅に行こうと誘う。断ると「奢ってやったのに。ブスで年増と誰か結婚すんだよ」と言ってきた…。漫画家・魚田コットン(@33kossan33)さんの新刊『結婚さえできないわたし 29歳からの婚活地獄』を紹介するとともに話を聞く。
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ヤリモク男の暴言と婚活のリアル



婚活とはいえ、今や婚活パーティー、婚活アプリ、結婚相談所と出会いの場がたくさんある。本を制作するにあたって3人に取材をした魚田コットンさんは、「最初は気軽な『恋活イベント』に参加する人が多い感じでした。そこから少しずつアプリやパーティー、相談所とステップアップしていくようです」と話す。
主人公のアスカは29歳。周囲の結婚ラッシュを肌で感じて婚活を始めた。アプリで出会った佐藤は気さくで優しく理想的だったが、初対面の2軒目で「家に行こう」と誘ってくるヤリモクであった。断ると「奢ってやったのに。ブスで年増と誰か結婚すんだよ」と言い捨て、アスカを深く傷付けた。
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その後、アスカは結婚相談所に入会する。年齢、年収、学歴、家柄、子どもが欲しいかなど、理想を入力していくうちに相手に求めるものが増えていく。魚田さんは「本作は婚活の沼にハマる人の話なので、この主人公の性格でどうやって沼にハマり、どういう感情を抱いていくか気を付けながら制作しました」と語る。
条件かときめきか
相談所で出会った公務員の山本は優しいが、一緒にいてもときめかない。結婚へ進めるか悩むところに、高スペックエリートの北山が現れた。アスカの求める結婚像にぴったりの相手である。容姿、年齢、年収、学歴、家柄と、相手に求める条件はキリがない。29歳で婚活を始めた主人公が最後に選ぶ答えは何なのか。
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漫画には、婚活沼にハマっていく理由や婚活中の心情、なかなか成婚できなかったときの周りへの対応や成婚前に変わったことなどが反映されている。婚活について全く無知だったという魚田さんは、取材を通して婚活をする人の気持ちやアプリなどの仕組みを学んだという。「取材するほどに『婚活って私が想像するよりも深いな』と思いました。驚いたことの一つに『独身証明書』というものがあるらしいです。結婚相談所の登録にはその提出が必要で、役場で発行できるらしいですよ。『独身の証明も公的にできるんだー』って驚きました」と振り返る。
多くの男性と出会うなかで葛藤し、取捨選択していくシステムもリアルに描かれている本作。魚田さんは「初のセミフィクション作品を描かせてもらいました。各SNSでも試し読みを投稿しているので、読んでいただけるとうれしいです。婚活経験者の方も未経験の方も楽しんでいただける内容だと思いますので、よろしくお願いします」と呼びかけた。
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取材協力:魚田コットン(@33kossan33)
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