テレビ朝日系“IMAnimation”枠にて放送中のTVアニメ『天幕のジャードゥーガル』から、メイキング映像「プロダクション オブ 天幕のジャードゥーガル」が公開された。山田尚子総監督、アベル・ゴンゴラ監督らが制作の舞台裏を語る内容で、モンゴルでのロケハンや独自の作画表現にも触れられている。
漫画賞総なめの話題作を、精鋭制作陣がアニメ化

原作はトマトスープさんが秋田書店「Souffle」にて連載中の歴史創作マンガだ。「このマンガがすごい!2023」オンナ編第1位、「マンガ大賞」2年連続ランクインに加え、第55回日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞している。
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TVアニメ版の制作を手掛けたのは、『ダンダダン』『平家物語』『映像研には手を出すな!』のサイエンスSARU。総監督は『平家物語』、映画『聲の形』の山田尚子さん、監督は『ダンダダン』第2期、『スター・ウォーズ:ビジョンズ「T0-B1」』のアベル ゴンゴラさん、キャラクターデザイン・作画チーフは『交響詩篇エウレカセブン』『OVERMANキングゲイナー』の吉田健一さんが担当した。2026年7月の放送開始以来、「圧倒的な世界観」「映像美が凄すぎる」と国内外で大きな話題を集めている。
物語の舞台は13世紀、勢力を拡大するモンゴル帝国。侵略により全てを奪われた少女シタラは、唯一の武器である「知恵」で帝国内部に入り込む。そこで出会ったのは、同じく帝国に恨みを抱く皇子の妃ドレゲネ。出会うはずのなかった2人が手を取り合うとき、復讐の物語が動き出す——。
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モンゴルロケハンに独自の作画表現…、メイキング映像で見えた制作の裏側
メイキング映像のなかで山田総監督は、アニメーションのコマに流れる時間と音をどう表現するか悩んだと語る。原作の愛らしい絵柄と壮大な物語を映像に変換する作業は、一筋縄ではいかなかったようだ。
作画面で注目したいのは、アベル監督とキャラクターデザインの吉田さんが議論を重ねたという「主線の外の線を消す」表現だ。まるで絵本がそのまま動いているような独特の質感は、こうした細部の判断の積み重ねから生まれている。
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もうひとつの見どころは、作品の舞台であるモンゴルで実施されたロケハン。監督陣が自ら遊牧民の暮らしを体験し、そこで感じたリアルな経験を映像へ落とし込んだという。光や風の表現や背景描写が想像ではなく実体験に裏打ちされていることが、この映像を通じて伝わってくる。
ほかにも、シタラ役の関根明良さん、ドレゲネ役の小清水亜美さん、ムハンマド役の齋藤潤さんが作品への想いを語るインタビューや、アフレコの模様も収録されている。
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「こんなアニメがあったらいいのに」原作者の願いと制作陣の答え
トマトスープさんは、「こんなアニメがあったらいいのに」と思ったのが漫画の出発点だったことを明かしている。その思いを引き継いだ制作陣のこだわりは、歴史学や文芸評論の分野から描写の丁寧さを評価する声があるほか、イスラム圏でも予告編の段階から注目されていたという。
メイキング映像はYouTubeで公開中。画面の裏にある制作陣のこだわりを知れば、本編の見え方もまた変わるはずだ。
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