「周りに頼れる親戚がいない」「マンションの中で一日中子どもと2人きり…」。
高層マンションの建設が進み、共働き世帯が過半数を占める東京の湾岸エリア(港区・江東区・品川区)。交通アクセスが良く暮らしやすい反面、親族の手を借りにくく、都市部特有の「子育ての孤立化」に直面する家庭は少なくない。
そうした現場のリアルな課題に向き合い、官民でこれからの子育て環境を考える共創イベント「赤ちゃん本舗 こそだてバル」が開催された。登壇した港区・江東区・品川区の女性区長たちが語った、「子育て=リスクやコスト」というイメージを壊し、誰もが安心して暮らせる街をつくるためのユニークな取り組みを紹介する。
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「実家がないなら地域が実家に」港区と江東区のアイデア
港区(清家区長):近くに頼れる実家がない世帯のため、「実家のような地域社会」づくりを推進。一時保育や家事支援を拡充するほか、産後すぐの母親同士を早期につなぐ「うさちゃんクラブ」を実施。「ここで初めてママ友ができた!」と評判を呼び、孤立を防ぐ温かいネットワークとなっている。

江東区(大久保区長):「子育て=大変で自由が奪われる」という風潮を払拭するため、ベビーカーで通える距離に児童館や相談施設を続々開設。さらに、TGG(英語体験施設)や劇団四季での観劇プログラムを公立小中学生へ提供。「公立でもこれだけの体験ができる」と、教育面の不安や負担感を解消している。
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「おむつを届ける」だけじゃない!品川区の「孤独」に寄り添う工夫
品川区(森澤区長):マンション居住率が高い品川区では、「相談に行くこと自体がハードル」という声に着目。そこで始まったのが「見守りおむつ定期便」だ。単におむつ等の育児用品を届けるだけでなく、毎月同じ支援員が訪問して「最近眠れてますか?」「困ってることないですか?」と声をかける。このちょっとした対話が、密室化しやすい育児の大きな救いになっている。

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「子どもを持つことがリスクやコストにならない社会」を目指す
都市部ならではの課題に対して、現場のリアルな目線から行政サービスをアップデートする3区の試みは、今後の都市型子育て支援の大きなヒントとなりそうだ。
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