
「虫歯になるほど甘い」「もう定期検診にして毎週行け」とSNSのコメント欄をにぎわせた作品が、杏乃(@sakana32929)さんの『歯医者のお姉さんが気になる』だ。大の大人なのに歯医者が苦手で、削る音や血の量、待合室の子供の泣き声すら怖い主人公。しかし、そんな彼にも歯医者に通う楽しみがあった。今回は、小学館の「新人コミック大賞」佳作でデビューし、現在2本の連載を抱える杏乃さんに本作について話を聞いた。
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苦手な歯医者とヒロインを描くこだわり



杏乃さんに作品で力を入れて描いたところを聞くと、お姉さんをかわいく描くことだと答えてくれた。マスクをしていると美化されるが、外したときもそのままかわいくあってほしいと思いながら描いたという。一方、歯医者が苦手な主人公の青年を描く際には、杏乃さん自身も歯医者に行くのがすごく苦手であるため、その感じが伝わればよいと思いながら描いたそうだ。
杏乃さんは作画を担当した『イケメン貧乏神と同居はじめました!』など多岐にわたる作品を手がけている。小説のコミカライズを担当する際は、原作ファンに違和感を与えないよう担当編集や原作と意見をすり合わせ、丁寧に仕上げることを心がけているという。2023年11月からは「ベツフラ」にて『がんばれしおりちゃん』の新連載が始まり、「コミックシーモア」では杏蜜名義で『わたしの隣のヤンデレくん』を配信中だ。
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治療終了の寂しさと策士なお姉さんの企み
劇中では、歯医者が苦手な青年に対し優しく接するお姉さんの姿が描かれる。虫歯の治療がすべて終了したとき、青年は喜びではなく寂しさを覚えるのだった。
しかし、実はお姉さん側にもかわいい企みがあった。最後に青年に「飴どうぞー」と甘い飴を手渡すのだが、その理由を彼は知る由もない。かわいいお姉さんは実は策士であり、早く結ばれないと読者からの「結婚する頃には総入れ歯だな…。」というツッコミ通りになってしまうかもしれない。ふたりの甘い恋の行方に注目だ。
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取材協力:杏乃(@sakana32929)
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