ウォーカープラス

ほんの少しのきっかけで変わることができる青春の感動ストーリー 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


「あの子と遊ぶと母親から電話かかってくるの知ってる?」「うちの子を不良にする気なの!って」…そういう噂が教室内で飛び交い、主人公・相原葉子に話しかけるクラスメイトはいなくなっていた。彼女の親は、いわゆる過干渉の“教育ママ”だ。高校受験を控えた中学3年になると、その毒親っぷりはエスカレートし、進路についても本人の意向は聞かず母親が希望校を決めていた。


紙飛行機のキセキ_P002 三ノ輪ブン子(@minowabunko)紙飛行機のキセキ_P003 三ノ輪ブン子(@minowabunko)紙飛行機のキセキ_P004 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


自分を取り巻くすべての状況をあきらめていた葉子だったが、2学期の席替えで、クラスで唯一の不良・伊藤尚と隣の席になる。決して交わることのない“ガリ勉ちゃん”と“不良くん”の組み合わせに、化学反応が起こる。ある日、彼が小テスト用紙を折って作った“紙飛行機”を窓から飛ばした。風に乗って自由に空を飛んでいく紙飛行機に、葉子は一瞬目を奪われる。それは、彼女の心に本人も意識しないほど小さな、でもフワッと広がっていくような新しい風が吹き込まれた瞬間だった。


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