
「手洗ったー?」「お弁当箱出して!」「片づけないなら、捨てるよ!」
子どもの頃、実家で毎日のように耳にした母親のお馴染みのセリフ。レクチャーを受けたわけでも、マニュアルがあるわけでもないのに、なぜ全国の母親たちは不思議と同じセリフを口にするのだろうか。SNSやInstagramで10万人のフォロワーを誇る大町四天王(@henkenkaoaruaru)さんが描いた『お母さんが100万回言うやつ10選』が、5.6万いいねを集め、「うちの母親そのもの!」「当時はうるさいと思ったけれど、今なら愛だとわかる」と、世代を超えて大きな感動と共感を呼んでいる。
今回は「言ってもらえるうちが華だった」と大人になってから気づく母親の言葉の数々を紹介。思わず頷いてしまうあるあるネタの制作秘話と、もう一つの人気シリーズ「偏見キャワワ」について、作者の大町四天王さんへのインタビューを交えてお届けする。
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「ご飯できたよー」と言われて食卓に行くと、まだできていない謎。お小言と優しさの絶妙なブレンド



本作で描かれるのは、「なんで洗濯機回した後に服出すの?」といった、思わず胸がチクリとするようなお小言の数々だ。母親視点で読んだ人からは「全部言っている気がする」と苦笑い混じりの声が上がり、子ども視点で読んだ人からは「子どもが愛おしいからこそ、ついつい世話を焼いてしまうんだろうな」といった温かい声が寄せられている。
お小言ばかりかと思いきや、「買い物行くけど何かいる?」や「アイスあるよ」など、ふとした瞬間に優しい気遣いを挟んでくるところも実に母親らしい。
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中学・高校時代は「また同じことを言っている」と鬱陶しく感じていた言葉も、実家を出て一人暮らしを始めたり、自分自身が親の立場になったりしたときに、初めてその偉大さに気がつく。「当たり前の日常は、親の絶大な愛に支えられていたのだ」と、すべての言葉が愛おしい思い出へと変わっていくのだ。
大町四天王さんに、このお馴染みのセリフたちのネタ集めについて伺うと、「自分の人生を思い出しながら集めています」と語る。作者自身の温かい記憶と実体験がベースにあるからこそ、誇張のないリアルな説得力が読者の心に真っ直ぐ届いている。
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取材協力:大町四天王(@henkenkaoaruaru)
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