猛暑が続く夏に、ふと恋しくなるのが、ひんやり冷たいかき氷。今回はそんな暑い夏にチェックしたい1杯として、上野・湯島・浅草からそれぞれ厳選した“かき氷3選”を紹介する。老舗ならではの風格を感じる名店、老舗の味と想いを受け継ぐ人気店をラインナップ。暑さを忘れる、とっておきの涼を探しに出かけてみてはいかがだろう。
【上野】追い氷は何回でも無料!「四代目大野屋氷室」でしか味わえない「生氷(R)」を使った清涼スイーツ
創業は1945年、2026年で81年目を迎える老舗氷屋「四代目大野屋氷室」のかき氷専門店。同店のかき氷は、独自の「生氷」(※商標登録済)のよさを最大限に引き出すのがポイントとなっている。


かき氷は常時約15種類を用意し、販売は3〜12月。まず、かき氷のベースとなる「生氷」とは簡単にいうと“冷凍しない氷”のこと。今や4代続く老舗だからこそできる、昔ながらの保存方法と徹底した温度管理が施され、マイナス域の冷凍状態にしないというから、なんとも不思議。
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一般的に流通している冷凍氷とは違うだけでなく、130キロの氷柱から約12キロしか取れない希少な部分を厳選している。


きめ細かく削った氷は、口当たりはなめらかで雑味がない。あえて形を整えず、削りたてをそのまま盛り付けるのも氷のよさをダイレクトに堪能してもらうため。1杯1杯でき上がりの形や見た目が違い、崩れたり、沈んだりも。また溶けやすいという点もあるが、それも厳選した「生氷」を使うからこその特徴だ。
1番人気で、初見の人にまず味わってほしいのが「大野屋のいちごミルク」。氷に自家製のいちごシロップとミルクソース(練乳)と、定番の組み合わせながら、それぞれに厳選素材を使い、手作りにこだわった1杯は段違いのおいしさ!
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いちごシロップは、契約農園(栃木)の完熟「とちおとめ」を使用。甘酸っぱく濃厚な味わいながら、すっきりとしたあと味を実現し、果実をそのまま使うことで粒々感があるのも魅力の1つ。

氷のおいしさを知ってもらうため、「追い氷」(氷のおかわり)を無料で行っているのもポイント。好みの量を追加でき、おかわりは何回でもOK!シロップがなくなっても、「追いシロップ」(300円)や「追いミルク」(100円)をしながら、さらに追加ができるなど大盤振る舞いのサービスだ。
■四代目大野屋氷室
住所:東京都台東区上野6-14-1 1階
電話:090-3570-1680
営業時間:12時〜17時20分(LO17時、追い氷LO17時10分)
定休日:1〜2月、3〜4月・10〜12月は月曜日※5〜9月は無休
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支払い方法:現金のみ
【湯島】氷菓の老舗「甘味処 みつばち」。“発祥の味”「小倉アイス」をのせ、豪華に味わうひんやりかき氷
1909年に創業し、今年で117年を迎える老舗「甘味処 みつばち」は、「小倉アイス」の発祥店としても知られる氷菓の名店。今回は創業の地となる湯島の本店で、こだわりのかき氷をチェック!

台東区上野のアメ横からほど近くに店を構え、名物の「小倉アイス」をはじめとするアイスのほか、あんみつ、かき氷といった氷菓の製造・販売を行っている。

かき氷は、シンプルにあずきの甘さを実感できる「氷あずき」(800円)をはじめ、常時約9種類を通年販売。きめ細かく削った純氷は、解けるように優しい口どけでひんやりと夏の涼を感じさせてくれる。
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なかでもイチオシは「宇治金夏」。宇治抹茶シロップにこし餡、白玉などを乗せたあんみつ風のメニューで、「小倉アイス」はさらに甘〜く楽しめるおすすめの追加トッピングだ。
こし餡は、北海道産大納言小豆をじっくり煮込んでつくる。2日寝かせ、渋みを含む上澄みを丁寧に取るなど手間暇かけた一品は、ねっとりと上品な甘さが広がり、ほろ苦い宇治抹茶シロップとも抜群の相性。

華やかな見た目もあって、特に子どもに人気が高い「パステルリボン」。いちごシロップの上に純氷を削り、手作りの練乳がたっぷりかけられている。
仕上げにマンゴー、メロン、カシス、パステルマーブル(バニラ、イチゴ、ソーダ)と、同店自慢のアイス4種類をどっさりトッピングした豪華仕様!果実の濃厚な甘さ、すっきりとした酸味など、アイスで満喫できる7種類のさまざまな味わいもおもしろく、最後まで飽きずに楽しめる。
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各種かき氷には「小倉アイス」「練乳」「白玉」を各+150円で追加トッピングできるので、豪華に堪能したい人はぜひ。
特に「小倉アイス」は、名物メニュー。創業者の嶋田当与夫妻が売れ残った小豆をもったいないと思い、アイスクリームを作る桶に保存。明朝、桶の蓋を開けて食べてみるとおいしく、その後甘さを調整しながら、完成させたのが発祥だそう。今では日本全国で愛される氷菓の定番となっている。かき氷に「小倉アイス」(+150円)を追加して、発祥店の味とともに満喫するのもおすすめ。
■甘味処 みつばち
住所:東京都文京区湯島3-38-10
電話:03-3831-3083
営業時間:(売店)11~2月11時~18時、3~10月10時~19時、土・日・祝日10時~19時
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(喫茶)11時~18時30分(LO18時)、土・日・祝日10時30分~18時30分(LO18時)
定休日:無休※臨時休業あり
支払い方法:PayPay、現金
【浅草】フレッシュ果実&本家直伝のつぶ餡の相乗効果!「浅草浪花家」のおいしさあふれるかき氷
浅草駅(つくばエクスプレス)から徒歩約2分の場所にある「浅草浪花家(なにわや)」。明治42年創業の老舗「元祖たいやき 麻布十番浪花家総本店」からの暖簾(のれん)分け店であり、長年愛され続ける歴史と味を受け継ぐ人気店だ。

「鯛焼き」と「かき氷」の2本柱を掲げ、地元の常連から観光客まで連日多くの人々が訪れる。「かき氷」は通年販売。内容は定番と月ごとに旬の果物を使ったメニューを用意し、常時約10種類と幅広く展開している。店内には茶房があるので、ゆっくりとイートインすることも可能。
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「かき氷」は厳選した純氷を薄く削り、優しい口どけを実現したふわふわ系。老舗直伝の鯛焼きに使われる自家製あんこ(北海道十勝産小豆)と、新鮮なフルーツの組み合わせが特徴となっている。
「あさやけ」はいちごシロップに純氷、練乳、さらにいちごシロップを重ねた、最後まで飽きずに食べられる4層構造。仕上げに同店自慢のつぶ餡を豪快にトッピングし、その名のとおり、朝やけのように美しい見た目も相まって、定番人気の一品。

純氷を、冷凍状態ではなく常温で数分置き、あえて温度を調整することで、ふわふわとなめらかな口どけに。ちなみにいっきに食べたときに、キーンとくる頭痛の原因も、“冷やしすぎない”ことでなくなるのだとか。豪快に食べやすく仕上げた、うれしいこだわりだ。
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新鮮ないちごをじっくり煮詰めたいちごシロップがたっぷり。濃厚な甘さで、同じく自家製の程よく甘い練乳、上品な甘さのつぶ餡と合わせてもすっきりと最高のバランス。器の底にまでシロップが入っているので、最後まで絶妙な甘さを実感しながら楽しめるのもいい。

「ジャスミンミルクティー」もオーダー率の高いメニュー。ジャスミンの華やかな香りとミルクのコクとともに、ごろっと入ったマンゴー果実の濃い甘さが調和。ここでもつぶ餡が存在感を放ち、すっきりと上品な甘さでおいしくまとめてくれている。
ほかにも、キウイやスモモといった新鮮フルーツを使ったメニューは豊富にあるので、チェックしてみるのもおすすめ。


「鯛焼き」は、本家から受け継ぐ一丁焼きで1匹ずつ丁寧に焼き上げる看板メニュー。甘すぎない「つぶし餡」を、パリッと食感のいい薄皮にぎっしり。テイクアウトのほか、「お茶処しまだ」(長崎)の煎茶、「伊東屋珈琲」(群馬)のコーヒーをはじめ、あんこに合う香り高いドリンクとともにイートインで味わうのもおすすめ。
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■浅草浪花家
住所:東京都台東区浅草2-12-4
電話:03-3842-0988
営業時間:平日11時〜19時(LO)、土・日・祝日10時〜18時(各LO)
定休日:無休/支払い方法:現金のみ
取材・文・撮影=GAKU(のららいと)
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