
「あなたの怪談、聞かせてください――」。漫画「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」では、作者水村友哉(@gontanopoo)さんが実際に聞いた・集めた・体験した「実話怪談」を描く。今回は、隣の晩怖談(ばんこわだん)の第7談より「出会えてよかった」を紹介するとともに水村さんに制作の経緯を聞いた。
大切な人との別れのあとに起きた不思議な出来事



9歳だった果菜にとって、横浜に住む高校2年生のいとこ・めぐちゃんは憧れの存在だった。会いに行くたびに一緒にカラオケへ行き、めぐちゃんは決まって「出会えてよかった」を歌っていた。しかし、18歳で脳卒中を発症し、突然この世を去ってしまう。幼かった果菜は「死」がどういうことなのか理解できないまま、葬儀の日を迎える。めぐちゃんの部屋で日記を見つけ、思い出の曲を口ずさむと、不思議な出来事が起こる――。
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作者の水村さんは、子供の頃から「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きで、妖怪やお化けの絵をよく描いていたという。その思いが漫画家という夢につながり、現在は実話怪談漫画を手がけている。水村さんが作品を描いたきっかけはコロナ禍にあったそうで「外出できないとき、漁るように観ていたのがオカルト、心霊系YouTubeだった」と話す。「なかでも好きだったチャンネルが『都市ボーイズ』という怪奇ユニットだった」と言い、「担当編集者と好きなチャンネルの話で意気投合したことから『実話怪談漫画を描きたい』という希望が実現した」と振り返った。
そして、作品づくりで意識していることは、“普通の漫画のように読める怪談”だと明かす水村さん。怖さだけでなく日常のやりとりや少し笑える場面も描き、体験者のおもしろい行動もあえて省かないことを心がけているという。また、本作ではフクロウの「水ムー」が語り手として登場するのも特徴だ。
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ホンモノの恐怖体験やクスッと笑えるシュールな体験談が描かれている本作「実話怪談」。怪談が好きな人はもちろん、少し変わった読後感を味わいたい人も、ぜひ一度読んでみてほしい。
◆取材協力:水村友哉(@gontanopoo)
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