
暴言や人格否定などによって相手を精神的に追い詰めるモラルハラスメント。近年では、家庭内で精神的支配を行う「モラ夫」に苦しむ人たちの実態がSNSなどを通じて広く知られるようになった。そんなモラハラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、新たな人生を歩み出す妻たちの姿をオムニバス形式で描いたのが『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』だ。今回は、同作でシナリオを担当するかうち(@kauchi_writer)さんに話を聞いた。
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単なる復讐劇ではない話題作



『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』は、単なる復讐劇にとどまらず、読者の背中を押す作品としても支持を集めている。かうちさんは、特に印象に残っている読者の反応について、「家庭の不和や、夫からのモラハラに悩んでいる読者から、『前に進む勇気をもらえました』という声をいただいたことが、一番うれしかったです」と語る。
さらに、「単に“スカッとする漫画”として楽しんでいただけるだけでなく、誰かが自分の状況を見つめ直したり、一歩踏み出すきっかけになっているのだと感じられて、書いてよかったと思いました」と、作品に込めた思いを明かした。
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浮気を繰り返すモラ夫への痛快な反撃
かうちさんが特に読んでほしいエピソードとして挙げたのが、「case2 #ハイスペ夫の不倫修羅場パーティー」だ。このエピソードでは、夫・悟が結婚時に妻の麻衣へ「浮気を認める婚前契約書」にサインをさせ、それを盾に何度も不倫を繰り返していた。しかし、そんな悟が5人の浮気相手と妻・麻衣によって一気に追い詰められていく。
かうちさんは、「調子に乗っていた悟が、女性陣に一気に追い込まれていく姿は、かなり爽快感のある“ざまぁ”シーンになっていると思います」と見どころを紹介した。
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モラハラとの向き合い方を考える
本作に登場するのは「モラ夫」ばかりだが、描かれているのは夫婦関係だけの問題ではない。職場や友人関係など、身近な人間関係にも通じる「モラハラ」への対処法や考え方が盛り込まれている。
実際にモラハラに悩んでいる人はもちろん、「こういう人いる!」と共感しながら読めるエピソードも多い。スカッとする展開を楽しみながら、人との距離感について改めて考えさせられる作品となっている。
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■取材協力:かうち(@kauchi_writer)
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