
ある朝、目が覚めたら突然、片方の耳が聞こえなくなっていたらーー。そんな想像するだけでパニックになりそうな恐怖の体験を、分かりやすい実話漫画に描いて大きな注目を集めているのが、漫画家・緑丘まこ(@makoishappy777)さんのコミックエッセイ『左耳が聞こえづらくなり耳鼻科に行ったら衝撃的だった話』だ。
完全に音がシャットアウトされたわけではないものの、普通の話し声すらまともに聞き取れなくなってしまったという緑丘まこさん。2026年6月現在も、日々の体調管理やセルフケアへの関心が高まるなか、今回は誰もが日常的に行う「あの習慣」に潜む落とし穴を描いたエピソードを紹介。病院で突きつけられた衝撃の原因と正しい耳掃除のあり方について、作者の緑丘まこさんへのインタビューを交えてお届けする。
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異変は数日前からの「耳詰まり」から。病院へ駆け込む直前に訪れた、突然の遮音



ある日を境に、急激な聴力低下に見舞われた緑丘まこさん。完全に聞こえなくなるまでに何か予兆のようなものはなかったのか尋ねると、「なんとなく左耳が詰まっているような聴こえにくさが数日間続いていたと思います。徐々に悪化していき、病院に駆け込む直前、最終的に聞こえなくなってしまいました」と、当時の緊迫した状況を振り返る。
一刻を争う事態だと感じて耳鼻科に飛び込んだ緑丘まこさんだったが、医師から告げられた「耳が聞こえなくなった理由」は、あまりにも意外なものだった。
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「あのころ、頻繁に綿棒で耳垢掃除をしていました。お医者様いわく綿棒で掃除していたつもりが逆に耳垢を耳の奥に押し込んで、それが時間とともに固まってしまったせいとのことです」
驚くべきことに、そのときの検査ではまだ自覚症状のなかった右耳の耳垢までカチカチに固まっており、簡単には除去できない状況に陥っていたという。それでも右側だけがかろうじて聞こえていた理由について、「おそらく、聴こえなくなった左耳に比べて、耳垢が固くなった症状がまだましだったのかもしれません」と語る。良かれと思って熱心に行っていた日々のケアが、皮肉にも自らの耳を塞ぐ原因になっていたのだ。
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綿棒が完全にNGなわけではない。医師の指摘に納得し、頻度とやり方を改めた現在の快適生活
耳鼻科の医師によれば、耳掃除をするときに綿棒という道具自体が完全にNGというわけではないという。大切なのはその使い方と頻度だ。耳の奥には決して触れず、耳の中の手前(見える範囲)を月に1カ月から2カ回、そっと優しく掃除するのが正しい方法なのだと教わった。
「使い方を間違えると、逆効果になることを病院で指摘されて初めて知り、大変驚きました。でも、よく考えると『その通りだな』と納得しました」と語る緑丘まこさん。病院での手痛い経験を経て、それ以降のセルフケアに対する意識は劇的に変わったという。
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「日ごろのケアは変わらず綿棒を使っていますが、頻度や掃除の仕方は医師に言われたことを意識して守るようにしております。あれ以降は耳垢が詰まることもなく、快調です」
毎日のようにスッキリしたくてついつい手が伸びてしまう耳掃除だが、やり方を間違えると耳垢をどんどん奥へと送り込んでしまうリスクがある。緑丘まこさんの体験談は、私たちに正しい医療知識に基づいたケアの大切さをユーモラスかつ的確に教えてくれている。少しでも耳に詰まったような違和感を覚えたら、自分で解決しようとせず、速やかに耳鼻科を受診するのが賢明だ。
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取材協力:緑丘まこ(@makoishappy777)
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