「三晩泊まって三回朝を迎えると元気になる」との言い伝えから、その名が付いたとされる三朝(みささ)温泉(鳥取・東伯郡)。世界屈指のラドン泉は、850年以上もの長きに渡り、人々の体を癒やしてきたという。今回は、そんな三朝温泉の源泉100%の湯浴みを楽しめる「三朝薬師の湯 万翠楼(みささやくしのゆ まんすいろう)」を紹介しよう。
※「翠」は異体字が正式表記

鳥取県の三朝温泉を代表する三朝橋の正面に建つ旅館として、開業18年目を迎える「三朝薬師の湯 万翠楼」。同旅館は、JR新大阪駅から特急スーパーはくとに乗り、JR倉吉駅から無料送迎バス(※要予約)で約15分と、車がなくても大阪から約3時間で行くことができる。周辺には、無料の混浴露天風呂「河原風呂」や温泉街、少し足を運べば国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「倉吉白壁土蔵群」といった注目スポットもあり、散策が楽しいエリアだ。
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100平米以上の絶景スイートルームで露天風呂を堪能!

2023年に改修して生まれ変わった同旅館の絶景スイートルーム。3タイプあり、窓から見える景色と部屋に備えられた天然温泉露天風呂の贅沢さに驚くことだろう。
和のリビングスペースと洋のリビングスペースで構成され、121平米と、旅館の中でもひと際広く開放的なのが、最上ランクの「三朝ラグジュアリースイート」(9万3500円~※料金は2名利用時1名分の料金。消費税、サービス料、2食分の料金が含まれる)。最上階(5階)の角部屋に位置し、どの場所からも、三朝温泉街で随一の眺望を堪能できる。夜も風情あふれるレトロな温泉街が見えて、テンションが上がること間違いなしだ。
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ちなみに記者が訪れた日は、デッキテラスに備えられた信楽焼の専用露天風呂に、新緑が映し出されており、その美しさに感動!三徳川のせせらぎに耳を傾けながら湯に浸かり、心身ともにリフレッシュできた。同旅館のスタッフによると、周辺では6月上旬から中旬にかけて川のほとりでホタルを見ることもできるそうで、三朝の初夏の旅はカップルやファミリーにも人気だという。

スイートルームはほかに、クラシカルな和の雰囲気でもてなす「三朝スイート」、室内を車椅子で移動できる、段差のない「三朝ユニバーサルスイート」(各7万2600円~※料金は2名利用時1名分の料金。消費税、サービス料、2食分の料金が含まれる)も用意されており、各室の露天風呂で“三朝温泉の源泉100%の湯浴み”が楽しめる。
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自家源泉3本からなる源泉100%のお湯(加温・加水あり)により、浴場ごとにさまざまな泉質を堪能できるのも、同旅館の魅力。ラドン含有量が世界最高水準の名湯をゆったりと味わえる大浴場「お薬師さま乃湯」は、露天風呂、内風呂のそれぞれを満喫できるよう、浴場は朝・晩で男性用・女性用の入れ替え制が取られている。





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海鮮石焼やのどぐろも!料理長厳選の旬味を楽しもう

日本建築の父とも仰がれる山本勝昭さん設計による純和風の情緒あふれる個室料亭「花筏(はないかだ)」では、山陰で採れた季節の味わいを楽しめる会席料理が提供されている(※内容は時季によって異なる)。


まずは、驚きと遊び心を詰め込んだ前菜「旬菜彩々」から。スダチをはさんだ穴子の寿司や、アボカド×わさびのクリーミーなエスプーマ風ソース&ひしお味噌がのった稚鮎、県鳥であるオシドリをかたどった器に入る赤貝とわけぎを調理した一品など、一つひとつからこだわりが感じられる。
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イチオシは、名物料理の海鮮石焼。鳥取と言えばイカが有名だが、そんなイカをはじめ、エビやアワビといった海鮮などを、熱々の石でジュワッと焼いて食すことができるのだ。


皮にもにじみ出るほど脂が乗った高級魚・のどぐろも山陰沖産。さらに、「2010年食のみやこ鳥取県」の名物料理コンテストで大賞を受賞したという、モサ海老のクリームスープもグレードアップして登場しているので必食だ。料理長は「モサ海老の風味がしっかりと感じられ、ひと口目からインパクトを感じられるような味わいを目指して作りました」とアピールする。
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そのほか、特Aランクの三朝米や、豪華な季節のデザートも食べ応えあり!目にも舌にもうれしいこれらの料理に舌鼓を打ちながら、“京のお茶屋”の雰囲気を醸し出す同料亭で、ぜひ、ゆったりとしたプライベート時間を過ごしてほしい。

取材・文=平井あゆみ
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