和歌山・奈良・三重の3県にまたがり、2004年にユネスコ世界文化遺産へ登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」。特に和歌山にある「熊野古道」や、熊野信仰の中心である「熊野三山」には国内外から多くの旅行客が訪れる。ほかにも、グルメや温泉・ホテルなど魅力的なスポットが多いエリア。今回は、和歌山南部を効率よく巡るための拠点となる、2カ所の人気の温泉ホテルを紹介する。

温泉とグルメそして絶景!「亀の井ホテル 那智勝浦」
熊野古道を歩いたら、温泉に浸かって旅の疲れを癒やしたい。その熊野古道の観光拠点として国内外の旅行客に人気なのが、「亀の井ホテル 那智勝浦」だ。
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特に、庭園露天風呂が魅力の1つ。毎分約200リットルもの温泉が湧き出る自家源泉を誇る。庭園風の露天風呂からは、明るい時間帯であれば、遠目に那智の滝を望むこともできる。

湯上りのお楽しみ、食事も絶品ぞろいだ。特に、水揚げ日本一を誇る勝浦漁港から届く「生まぐろ」は、新鮮でとてもおいしい。
そのほか、伊勢えびや近海で獲れた新鮮な魚介類、地元・熊野産の野菜や、旬のフルーツを使った会席料理が満喫できる。
食後に一服していると小腹が空いてくる。そんな夜の時間帯に「地獄めぐり 夜鳴き担々麺」のサービスがある。しかも1杯無料だ(2杯目から有料)。
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味は、「赤」「黒」「白」の3種類で、月替わりで提供される。全国の亀の井ホテル共通(亀の井ホテル 別府を除く)で、どの味が楽しめるかは宿泊した時期次第。できたてを目の前で出してくれ、温かい担々麺は程よい量で食べやすく、満足感が高い。毎月変わる味が楽しみで宿泊するリピーターも多いという。

なお、客室は全室オーシャンビューで、目の前に熊野灘が大きく広がる。どの客室からも、遠くに那智の滝も望めるのがまたいい。畳敷きの和室から洋室のベッドルームまであり、滞在スタイルに合わせて選ぶことができる。
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宿泊者限定で漁港の競り見学や熊野古道ガイドウォークなども
ホテルでは、宿泊者限定のアクティビティを提供している。その1つが、ホテルから徒歩約10分の勝浦漁港での「勝浦漁港・競り見学ツアー」だ。
宿泊した翌朝、公認ガイドの案内で漁港での迫力ある競りを見学する。その後、隣接する勝浦漁港にぎわい市場で宿泊者限定の「まぐろ尽くし朝食」を味わう。
漁港の朝、心地よい潮風に吹かれつつ味わうまぐろの刺身や地場野菜、小鍋などはまさに絶品だ(要事前予約)。
ほかにも、世界遺産・補陀洛山寺(ふだらくさんじ)で宿泊者限定の重要文化財特別公開や、熊野古道ガイドウォークなどのアクティビティを用意。気になったプログラムに参加すれば、熊野古道の旅がさらに充実するだろう。
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■亀の井ホテル 那智勝浦
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦216-19
電話:0735-52-0333
アクセス:JR紀伊勝浦駅より徒歩約10分
和歌山南部の観光拠点に便利な「亀の井ホテル 紀伊田辺」
熊野古道の観光で最も有名な熊野・那智エリアとは別に、その熊野街道の入口に位置し、「日本三古湯」の1つである白浜温泉にも近いのが、田辺市だ。この田辺市にも市内各地に温泉があり、今も観光で人気の場所となっている。
その田辺市にある「亀の井ホテル 紀伊田辺」は、全室オーシャンビューの温泉リゾートホテル。目の前には田辺湾が広がり、ホテルの目の前にある元島越しに沈む夕日は格別の美しさ。
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このホテルで最もおすすめなのが、天然温泉。「天神温泉 田辺元湯」は、雄大な景色と肌がトロトロになる湯で、旅の疲れを癒やすことできる。
夜と朝で男女入替制のため、1泊で両方の風呂が体験できるのもいい。
目の前でアワビやサザエの海鮮焼き、宿泊者限定ラウンジも
レストランの夕食・朝食会場には、オープングリルが設置されている。夕食はアワビやサザエなどの海鮮焼きを、朝食は「龍神しいたけ」など和歌山の食材を焼き上げ、その場で食べられる。目の前で焼き上がる様子を見ながら香りも楽しめ、まさに五感を刺激する食体験は旅行をより充実させてくれる。
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宿泊者限定の「あがらラウンジ」では、和歌山の梅酒や生ビール、ワインなどが飲み放題で、ソフトドリンクやおつまみなども提供される。
ちなみに、「あがら」とは、和歌山の方言で「私たち」「自分たち」という意味。個々でのんびりくつろげる、特に湯上がりや休憩にありがたい場所だ(営業時間15時~21時30分)。
客室で楽しむ絶景のオーシャンビューと充実アクティビティ
「亀の井ホテル 紀伊田辺」の客室も、全室オーシャンビュー。バス付の和洋室から、落ち着いた畳敷きの和室など11タイプがそろう。

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なかには、0~4歳の子どもと一緒に泊まるのに適した、ミキハウス「ウェルカムベビーのお宿」認定和洋室(バス付)や、電動ベッドや自動開閉ドアの玄関を備えたバリアフリー対応客室(バス付)も。まさにあらゆる年代が気兼ねなく滞在を満喫できるホテルだ。
さらに、ホテル宿泊者限定のアクティビティとして、周辺エリアならではのプログラムを用意。例えば、初心者から経験者まで2時間、半日、1日で選べる「シーカヤック体験」、梅の産地でクエン酸たっぷりの「梅ジュース作り体験」、日本醤油発祥の地で「湯浅醤油の蔵見学と醤油づくり体験」など。
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ほかにも、梅酒の飲み比べと梅酒づくり、備長炭の風鈴づくり、「みかん」のルーツを学ぶ体験などもある。和歌山ならではの体験の数々に、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。

■亀の井ホテル 紀伊田辺
住所:和歌山県田辺市目良24-1
電話:0739-24-2900
アクセス:JR紀伊田辺駅より車で約15分
熊野は見どころが広くて多く、じっくり滞在したい
山奥深くにある熊野。歴史を重ねた自然に囲まれ、凛とした空気が漂い、神聖な静けさに誰しも身も心も引き締まる思いがする。観光スポットは広く点在し、日帰りもしくは1泊でくまなく巡るのは、なかなか難しい。
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このエリアは昔から温泉をはじめとした保養地として知られ、今も多くの温泉客が訪れる。温泉とホテルでの滞在、そしてグルメとアクティビティまで満喫すれば、旅がよりいっそう充実する。今回紹介した2つのホテルは観光拠点としても便利な立地にあり、海をはじめとした自然と景色も楽しめておすすめだ。
取材・文・撮影=シカマアキ
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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。
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