
早乃あかり(@akari238ffm)さんが描く『娘のADHD疑惑・検査診断していない理由』は、自身の子育ての実体験をもとにした作品だ。娘のサユミさんにADHDの特性があるのではと疑い、検査を受けるまでの母親の揺れる心境が赤裸々に綴られている。
※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
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担任の「本気ですか?」という言葉



サユミさんの検査を受けるために学校へ調査書類を依頼したとき、担任の先生からは「本気で言ってるんですか?」と驚かれた。学校ではやるべきことをこなし、人をまとめる力もあるしっかり者だったためだ。先生の反応に、早乃さんは「考えすぎな親」だと思われているように感じ、自責の念に駆られる。
家では面倒くさがりでゲーム三昧な娘も、外では気を張って過ごしていた。早乃さんは検査当日、成績がよい娘が診断を受けるはずはないと確信する一方で、「本当は診断されたくない、娘を発達障害にしたくない」という自身の奥底にある本音に気がつくことになる。
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診断結果と今だからわかること
WISC(知能検査)の結果は、予想通り「何も問題なし」。その結果を聞いた当時の早乃さんは「ホッとした」のが一番の気持ちだったと振り返る。当時は自分の中に発達障害に対する偏見が少なからずあり、正体不明の育てにくさを抱えつつも、ただ「障がい」という言葉から逃れたい一心だった。
しかし、その後に特性について学ぶなかで、診断の有無にかかわらず娘にはADHDの気質があるのかもしれないと自然に受け止められるようになったという。本来は診断がどうであれ、サユミさんがサユミさんであることに変わりはない。診断名という枠を超えて、ありのままの娘を理解しようとする姿勢こそが、子育てを前進させる鍵となる。
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取材協力:早乃あかり(@akari238ffm)
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