
七夕の願いが引き起こしたのは、ただの“体の入れ替わり”ではなかった。イララモモイ(@iroiro_kangae)さんが描く「七夕☆大ぱにっく!」は、男女の入れ替わりという王道設定を軸にしながらも、予想を裏切る展開で読者を一気に混乱へと引きずり込む。ラブコメのはずなのに、どこかヒヤリとする——そんな“違和感系ラブコメ”がSNSで話題となった。
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願いごとがすべてを狂わせる



七夕の短冊に書かれた願い。それがきっかけとなり、男女の体が入れ替わるという出来事が起こる。しかし物語は、よくあるドタバタラブコメには収まらない。
“俺の体”を手にした彼女が取った行動は、周囲の関係性をさらにかき乱し、思いがけない方向へと転がっていく。「この結果は意外」「そうきたか!」という声が上がるのも無理はない。読み進めるほどに違和感が積み重なり、最後にはすべてがひっくり返る。
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「完璧にすれ違う関係」を描く狙い
本作についてイララモモイさんは、「三角関係の話が好きなので描きたいと思い、完璧に全員の思いがすれ違う関係性を考えたところこうなりました」と語る。誰かが想えば別の誰かは別方向を見ている——そんなズレ続ける関係性こそが、この作品の核となっている。
“ヒヤッとするラブコメ”という作風
前作「美奈子に近づくな!」でも三角関係を描いたイララモモイさんは、「前作同様、少しヒヤッとしたものを描きたいとはおもっていたので、似ているかもしれません。自分の好きな関係性を描いたという点では共通していますが、まずストーリーとキャラクターは異なっていますし、仕掛けも違うものを考えました」と振り返る。
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ただの恋愛では終わらない、どこか不穏さを含んだ人間関係——それがこの作品の“クセになる違和感”を生んでいる。
読み終えたあと、もう一度最初から読み返したくなる構造も特徴だ。なぜ野崎はあの願いを書いたのか。その一点に目を向けたとき、物語の印象は大きく変わる。ラブコメの皮をかぶった“感情パニック劇”とも言える本作は、読み手の解釈を揺さぶり続ける。
取材協力:イララモモイ(@iroiro_kangae)
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