
ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagramでエッセイ漫画を発信しているゆっぺ(@yuppe__2)さん。その代表作である「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は、完結後に電子書籍化され、多くの読者から「何度も読み返している」「人生で一番大切なことが描かれている」といった声が寄せられている作品だ。本作は、ゆっぺさんの祖母であるキヨさんの実体験をもとに描かれており、その壮絶な半生が大きな反響を呼んでいる。
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身体は無事なのに吐いてしまう…少女を襲った異変の正体とは



物語の主人公は、ゆっぺさんの祖母であるキヨさん。幼いころ、父の死をきっかけに叔父の家へ養女として引き取られるが、そこで待っていたのは養母による過酷ないじめだった。家事を押し付けられ、満足に食事も与えられない日々が続く。
逃げ場のない生活のなかで、キヨさんの身体に異変が現れる。「おえっ」と、理由もわからず毎夜吐いてしまうのだ。身体には異常がない。それでも止まらない嘔吐は、心が悲鳴を上げている証でもあった。過酷な環境に耐え続ける“静かな限界”が、リアルに描かれている。
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「かわいく描いてもらってうれしい」祖母の反応と家族の思い
本作について、漫画はゆっぺさんの母親がプリントアウトしてキヨさんに見せていたそうで、「こんなにかわいい顔に描いてもらってうれしい」と喜んでいたという。一方で家族からは感想を直接聞くことはほとんどなく、「読んでいるのか読んでいないのかもわかりません。多分読んでいるはずですが(笑)」と、どこか照れくさい距離感もうかがえる。書籍化の際には家族全員が喜び、娘からは「お母さんの作品のなかで一番好きな漫画だからうれしい」との言葉があった。キヨさん自身も「うれし恥ずかし!」と照れた様子を見せていたという。
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お茶を飲みながら語り続ける祖母の人生、そのすべてを受け止めて
ゆっぺさんは普段、キヨさんと会うと「お茶を飲みながら話を飽きるまで聞く!」という時間を過ごしているという。足が弱り一緒に出かけることは難しくなったが、1時間、2時間と語り続けるキヨさんの話に耳を傾け続ける。「全部話し切るまで、ずっと聞き役に徹しています(笑)」という言葉からは、祖母の人生を受け止めようとする強い思いが伝わってくる。そうして紡がれた記憶が、この作品の土台となっている。
壮絶な過去を背負いながらも生き抜いたキヨさんの姿は、多くの人の心に深く残るはずだ。まだ読んでいない人は、その人生の軌跡に触れてみてほしい。
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取材協力:ゆっぺ(@yuppe2)
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