沖縄本島中部に位置し、アメリカ西海岸を思わせる人気のリゾートエリア・北谷(ちゃたん)。美しい海岸線に沿ってビーチや公園、アメリカと沖縄のカルチャーが融合したカフェやショップが点在し、海外旅行気分が味わえるのが醍醐味だ。そんな北谷の魅力を丸ごと楽しめるサイクリングコースを紹介する。

【ルートと所要時間】美浜アメリカンビレッジ~約8分~タコス屋 北谷店~約7分~THREE STARS ICECREAM~約15分~北谷町うちなぁ家~約3分~ジミー 北谷店~約3分~謝苅公園~約10分~アラハビーチ~約7分~美浜アメリカンビレッジ

タコス&タコライスを一皿で楽しめるプレートが人気――「タコス屋 北谷店」
スタートは 「美浜アメリカンビレッジ」。レンタサイクルをはじめ、シェアサイクルも点在しているので、気軽に自転車を借りることができる。アメリカンビレッジ内や海岸線のサイクリングなら平坦な道が続くため通常の自転車でも十分だが、今回は坂道のあるコースなので、電動アシスト付き自転車をチョイス。まずはランチをとるため「タコス屋 北谷店」へ。
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北谷のある沖縄本島中部は、タコス激戦区としても知られるエリア。その中でも35年にわたり、地元の人や観光客に愛されてきた一軒だ。店ごとに個性が大きく分かれるのがタコスの皮。ここではもっちりサクサクの食感にこだわり、注文を受けてから自家製の皮を揚げるスタイルを貫いている。


「初めて訪れる人にはぜひ味わってほしい」と、店主が自信を持ってすすめるのが「タコスヤプレート」。タコスにタコライス、さらにオニオンリングとフレンチフライも一皿に盛り込んだ、人気メニューが勢ぞろいのプレートだ。スパイシーな自家製サルサソースをかけながら味わえば、見た目以上に軽やかに楽しめる。メニューはテイクアウトもできるので、ビーチや公園で味わうのもおすすめ。

<■タコス屋 北谷店/住所:沖縄県中頭郡北谷町字宮城1-5/電話:098-936-6866
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営業時間:11時30分~21時/定休日:火曜ほか不定休>
誰が食べてもおいしい、リッチなビーガンアイス――「THREE STARS ICECREAM」
次に向かったのは、“北谷で今行くべき一軒”として注目を集めるビーガンアイスクリーム専門店「THREE STARS ICECREAM(スリースターズアイスクリーム)」。

なにがそこまで話題かというと、「これがビーガンなの!?」と思わず驚くほど、一般的なアイスクリームと比べても格別のおいしさを誇るからだ。フルーツ、豆乳クリーム、きび砂糖だけを使って“リッチなビーガンアイス”をつくるのは、フランスの菓子専門学校を経てパティシエとして経験を積んだ新免(しんめん)圭さん。アレルギーを持つ息子のために作り始めたのがきっかけだが、自身がアイスクリーム好きだったこともあり、味には一切妥協せず、誰が食べてもおいしいビーガンアイスに仕上げている。
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イートイン限定のパフェは、その魅力を存分に味わえる一品。フレーバーが選べる2種類のアイスに、クッキーやグラノーラもすべてビーガンで、リッチな味わいに満たされながら、あと味はすっきりと軽やかだ。

アイスにはマンゴーやバナナ、黒糖をはじめ、チョコレートは北谷のBean to Barチョコレート専門店「TIMELESS CHOCOLATE」のものを使用。素材そのもののおいしさにもこだわりが光る。カップアイスはお取り寄せもできるので、ギフトにもぴったり。

<■THREE STARS ICECREAM/住所:沖縄県中頭郡北谷町砂辺344/電話:050-1808-2733/営業時間:13時~18時/定休日:不定休(Instagramで告知)>
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沖縄の伝統民家を無料で見学できる穴場スポット――「北谷町うちなぁ家」
グルメを楽しんだあとは、腹ごなしに北谷の高台エリアへ。ここから長い坂道を登るので、電動アシスト付き自転車が大活躍。地元の人から教えてもらった穴場の観光名所「北谷町うちなぁ家」を目指す。住宅街に佇む公園の一角にある「北谷町うちなぁ家」は、1890年ごろに北谷町吉原(謝苅)で建てられた木造赤瓦葺きの平屋「旧目取真家(きゅうめどるまけ)」を、2005年に現在の場所に移築・修復した施設。母屋は一番座、二番座、裏座、板間、台所から成り、琉球古民家ならではの間取りを見学できる。



敷地内には、沖縄の古民家の特徴であるヒンプン(目隠し)や穀物貯蔵庫の高倉、フール(豚小屋兼トイレ)なども再現されており、当時の暮らしぶりを垣間見ることができる。入場は無料で、のどかな園内には東屋もあるので、サイクリングの途中にひと息つくのにもぴったりだ。
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<■北谷町うちなぁ家/住所:沖縄県中頭郡北谷町上勢頭830-2/電話:098-936-3159 (北谷町教育委員会文化課)/営業時間:9時~17時/定休日:月・火曜、祝日、6月23日(慰霊の日)、12月29日~1月3日>
沖縄のローカルスーパーでおやつ&おみやげ探し――「ジミー 北谷店」
あしびなぁ公園から謝苅方面へ抜ける山手通りを進むと、沖縄で愛されるローカルスーパー「Jimmy’s(ジミー)」の看板が見えてくる。

ジミーというとお菓子のイメージが強いが、もともとは1956年に雑貨商「ジミーグロセリー」としてスタート。現在は沖縄県内に18店を展開し、ローカルスーパーとして広く親しまれている。


店内にはジミーオリジナルのケーキやクッキーをはじめ、アメリカンサイズの食材や日用品がずらりと並び、思わず目移りしてしまう楽しさ。名物のアップルパイは、毎日12時と16時に焼き立てが並ぶので、その時間を狙って足を運びたいところ。
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デリカコーナーには、ジミー特製やんばる若鶏のガーリックチキンをはじめ、お弁当やおにぎり、惣菜まで豊富にラインナップ。コンドミニアム泊や素泊まりの際の買い出し先としても重宝しそうだ。

ロゴ入りの袋に入った自家製パンはおみやげにも人気。Tシャツやトートバッグ、ステッカーといったオリジナルグッズもそろい、思わず買い物心をくすぐられてしまう。

<■ジミー 北谷店/住所:沖縄県中頭郡北谷町桑江617-5/電話:098-921-7377/営業時間:10時~20時/定休日:無休>
北谷から宜野湾を一望できる絶景スポット――「謝苅公園」
ジミーからアラハビーチを目指して山手通りを進んでいると、視界がぱっと開け、広場が現れる。思わず立ち寄ると、そこは「謝苅(じゃがる)公園」で、偶然発見した展望スポットにテンションアップ!
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眼下には北谷の街並みと東シナ海を一望する絶景が広がり、開放感あふれる景色に思わず見入ってしまう。夕陽や夜景の鑑賞スポットとしても人気らしく、次回の楽しみがまた一つ増えた。

<■謝苅公園/住所:沖縄県中頭郡北谷町吉原110-1/電話:098-936-0077(北谷地域振興センター)>
青い海と白砂のビーチでリゾート気分を満喫――「アラハビーチ」
謝苅公園からアラハビーチまでは下り坂が続くため、移動もスムーズ。さわやかな風を感じながらサイクリングを楽しむと、アラハビーチに到着。

安良波公園に併設されたアラハビーチは、全長約600メートルの白い砂浜が続き、海外のリゾートさながらの絶景が広がる人気スポットだ。芝生エリアは公園として整備され、イギリス船をモチーフにしたアスレチック遊具や、バスケットコート、バーベキューエリアもあり、地元の人も観光客も思い思いに過ごすことができる。
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4月中旬から10月末までは遊泳可能で、監視員が常駐しているので安心。シュノーケルや海水浴はもちろん、パラセーリングやバナナボートなど、多彩なマリンアクティビティも楽しめる。青のグラデーションが美しい海は、眺めているだけでも癒やされるので、波打ち際を歩くだけで心が洗われるようだ。

ビーチの営業期間中はパーラーもオープン。沖縄のパーラーは簡易的な売店のことで、タコライスや沖縄そば、かき氷、ビールなどがそろい、“海の家”として気軽にくつろげる。アラハビーチは夕日スポットとしても有名なので、サンセットタイムを狙って訪れるのもおすすめだ。

<■アラハビーチ/住所:沖縄県中頭郡北谷町北谷2-21/電話:098-936-0077(北谷地域振興センター)/遊泳期間:4月中旬~10月末/遊泳時間:9時~17時30分 ※季節・天候によって変動あり>
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北谷のレンタサイクルスポットは、アメリカンビレッジにある「北谷町観光情報センター」や「SHUHARI BIKE WORKS」が代表的。今回紹介したルート上には、シェアサイクルステーションも点在しているため、観光のスタイルに合わせて気ままに活用したい。
取材・文・撮影=田辺千菊(Choki!)
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