危険人物なので入社させないで
著者は人事に「粘田さんは危険人物なので入社させないでください」と懇願したが、人事は現場の意見を無視して採用した。かろうじて著者とは別の支店へ配属されたものの、粘田さんは入社するや否や次々に問題を巻き起こしていく。著者は当時を振り返り、客と働くなんて絶対に嫌だったことや、どう考えても苦労する未来しか見えなかったので採用を止めたと明かしている。
そしてついに、百貨店の大事なVIP客である外商顧客を激怒させてしまう事件が起こる。一店舗の問題では収まらず百貨店全体を巻き込んだ大事件へと発展し、著者の会社の社長の耳にもクレームが届き、粘田さんを採用した人事が社長室に呼び出された。
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人事が追い込みをかけるために取った方法はクソ
社長から人事へ「会社都合での退職はダメだよ、わかるね」と恐ろしい指令が出される。会社都合になると評価も悪くなるためそれを避けたかったのだろうと著者は推測するが、漫画にできないような笑えない退職誘導もあるためよくある話なのかもしれないと語る。
粘田さんに関しては入社前からの奇行や入社後の問題行動の数々を鑑みれば、多くの人に迷惑や恐怖を与えストレスを与えているため同情の余地はない。しかし自主退職を促すような発言や異動の辞令など、人事が追い込みをかけるために取った方法はクソと呼べるほど恐ろしいものだった。現場の警告を無視した人事、彼らが引き起こしたアパレル業界の闇には背筋がヒヤリとする。
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取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)
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