
ギャグ漫画家の伊東(@ito_44_3)さんが描く『敏感系主人公』が、Xで2.4万以上の「いいね」を集め大きな話題となった。勇気を出して告白した女子と、好意には疎いのに悪意にだけは過敏に反応する男子のやり取りを描いた本作について、伊東さんに制作の裏側を聞いた。
好意は聞こえず悪意だけ聞き取る絶望的な耳



「アンタのこと好き…だし…」と顔を赤くして告白する女子。しかし、相手の男子には肝心の言葉が全く聞こえていない。一方で、通り過ぎただけの女子高生が笑ったときには「俺を見て笑わなかったか?」「ブサイクとか臭いとか悪口を言っていた」と、根拠のない悪意には異常なまでの鋭さを見せる。
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伊東さんは制作のきっかけについて、物語で「肝心な言葉に限って聞き逃す」のは定番だが、実際はどんな言葉も聞き逃せずに追い詰められてしまう人のほうが多そうだ、と考えて描いたと話す。好意には疎く、悪意にだけ敏感なキャラクター造形は、現代社会の生きづらさとも重なる部分があるのかもしれない。
照れ隠しの暴言にだけ過敏反応する不条理
告白を仕切り直した彼女だったが、男子の態度は変わらない。彼女が照れ隠しで口にした「このバカ!なに言わせんのよ…!」という言葉に対しては「バカって言ったな」と即座に反応する。一生懸命な告白を無視して悪意にだけ反応する姿に、読者からは「もはや病気」「なんでこんな奴を好きになったんだ」と呆れ混じりの共感が寄せられた。
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伊東さんは「なんでも悪口に聞こえてしまうというのも、これはこれであるあるなのかもしれない」と分析する。本作に描き下ろしを加えた作品はKindleで無料公開中だ。伊東さんは「Xの反応がモチベーションに直結するので、反応をいただけると励みになります」とうれしい心境を語った。
取材協力:伊東(@ito_44_3)
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