
ウェブ漫画の盛り上がりは衰えず、さまざまな作品が話題を呼んでいる。津夏なつな(@tunatu727)さんがシリーズとして展開している「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」もそうした漫画の1つだ。作品の見どころとともに、作者の津夏さんに制作のこぼれ話を取材した。
医療知識ゼロから生まれた異色コメディの裏側とSNS時代に刺さる4コマ制作術



手術よりも定時退勤を優先してしまうなど、常識外れの展開で笑いを誘う本作「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」は、医療作品の枠を大きく逸脱した異色のコメディである。
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ハロウィーンの仮装で患者を楽しませる場面ですら、患者が幽霊で医師が死神というブラックな設定に転じるなど、読者の予想を軽やかに裏切る構成が特徴的だ。その発想の原点について作者の津夏さんは、「医療知識がまったくない人間がかろうじて知る民間療法や、おまじないレベルの医術で本格漫画を描いたらおもしろいんじゃないか」と考えたのがきっかけだと語る。
本作を描き始めた際、漫画制作はほぼ未経験だったという津夏さん。当時を振り返り、「画力や構成力が全然足りず上手く表現できないもどかしさがありました」と率直に明かす。しかし、その後も4コマ制作を継続し、試行錯誤を積み重ねるなかで現在のスタイルへと昇華させた。
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制作においては、「SNSでタイムラインに流れてくる漫画は、パッと一瞬で読める単発の4コマが向いていると思っています」と語り、「シリーズ作品や続き物の漫画は新たな読者が付きづらい印象があるため、なるべく初めて目にした人でも読みやすい内容にしなければと意識して考えています」とも述べている。
日々新作を投稿する取り組みは「1000本ノック」と称され、読者との接点を広げながら作品を磨き続ける姿勢がうかがえる。
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取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
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