大阪の食文化と人間ドラマを描いた漫画『ナニワめし暮らし』の作者であるはたのさとし(@hatanosatoshi)さん。たちのぼる湯気や香りを感じるような、緻密な描写が特徴だ。
漫画『味わいの京』は京都を舞台に、新人編集者である小園ひよりの目を通してグルメや文化、そして彼女の成長を描く作品。
今回は、京都人なら誰もが知っていると言っても過言ではない名店「六曜社」をご紹介。勇気を出して店内に入れば、ほろ苦い味わいと香りが大人の世界へといざなってくれる。
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文化人類学で語られる「通過儀礼」という言葉は「古い自分を捨て、新しい自分としてコミュニティに受け入れられる」という、境界線を越えるためのプロセスを指す。この場合の六曜社も中学生という自分を捨て、高校生という大人の仲間入りを果たした、という通過儀礼の意味合いを感じる。「高校生はまだ子ども」という意見はさておき、知人にとっては数十年たっても忘れえない、強烈な体験になったことは間違いない。京都にはそんな体験をさせてくれる喫茶店があるのだ。
翻ってひより。自分が担当した記事が初めて雑誌に載った時の記憶は鮮烈だ。やっと自分の記事が活字になった。これも通過儀礼のひとつといえよう。編集者として、ライターとして、私自身とても共感できる。その記事が誰かに読まれ、何かを感じ取ってくれるのはこの上ない喜びだ。この記事を読んで、あなたも何かを受け取ってくれますように。そう願いながらペンを置く。
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六曜社
住所:京都市中京区河原町三条下ル大黒町40
TEL:075-221-2989(代)
定休日:水曜
一階店 〜喫煙〜
TEL:075-221-3820
営業時間:8時30分〜22時30分(LO22時)
※モーニングサービスタイムの8時30分〜12時は禁煙
地下店 〜禁煙〜
TEL:075-241-3026
営業時間:12時〜23時(LO22時30分)
※喫茶タイムは〜17時(LO16時30分)、喫茶 + BARタイムは17時〜(LO22時30分)
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ライター=鳴川和代
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