
ギャグ漫画家・伊東(@ito_44_3)さんの作品『電話の数はそのまま』は、テレビショッピングの「オペレーター増員」に隠されたおどろきの裏側を描いている。本作はX(旧Twitter)で2.1万いいねを記録し、視聴者が抱く「人気すぎて電話がつながらない」という幻想を鮮やかに打ち砕く一作だ。
電話機が足りない現場の惨状



人気のテレビショッピング。「今から30分間オペレーターを増やして対応いたします!」というが、電話をかけてみると「おかけになった回線は込み合っており」と、なかなかつながらない。「やっぱり、人気なのね…。」と思う視聴者。
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テレビショッピングでよく聞く「今から30分間、オペレーターを増やして対応します!」という宣伝文句。しかし、実際に電話をかけても一向につながらないとき、視聴者は「やっぱり人気があるのだ」と納得してしまう。ところが本作の現場で起きているのは、増員されたスタッフたちによる限られた電話機の奪い合いだ。
タイトルがそのままオチにつながる構成に、読者からは「確かにオペレーターしか増やしていない」「歩合制は大変だ」といったつっこみが相次いだ。体制そのものがおかしい裏側をバトル形式で描いた本作は、多くの読者の笑いを誘っている。
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実体験のツイートから着想
制作のきっかけは、Xで見かけたコールセンター経験者のツイートだったという。増員の放送とともにスタッフが一斉に集まり電話を取り始める様子が「楽しかった」というエピソードを、伊東さんはおもしろく昇華させた。
作画のうえで悩んだのは、コールセンター特有のヘッドセット描写だという。本来は一人ひとつ配られるものだが、視覚的なわかりやすさを優先してあえて普通の電話機を採用した。伊東さんは、SNSでの反応が制作のモチベーションに直結すると話し、そのほかにもさまざまな5コマ漫画をKindleなどで無料公開している。今後の作品でも、日常の違和感を鋭く突くギャグが期待できそうだ。
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取材協力:伊東(@ito_44_3)
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