
誰もが見惚れる可憐な顔立ち、学校でも有名な美少女。しかしその実態は、話してみれば驚くほど「オスみ」の強い男子だった。紫良河みあび(@akaiiii_001)さんが描く『気になる美少女のギャップが激しすぎた話』シリーズは、ビジュアルと内面の鮮烈なコントラストで読者の心を手玉に取っている。
「脳がバグる」「いろいろ予想外すぎる」と反響を呼んでいる本作。ヒロイン扱いされることを良しとせず、圧倒的な騎士道精神(ナイト)を見せつける主人公・如月光(きさらぎ ひかる)の魅力に迫った。
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「女の子一人で帰すわけねーだろ」 美人すぎる同級生が放った“男前”な一言



物語は、同じクラスの女子生徒が、パン屋で偶然光と遭遇するところから始まる。美人すぎて近寄りがたいと思っていた光と、たまたま一緒に帰ることになった彼女。てっきり家が同じ方向なのだと思っていたが、自分の家の前で光が踵を返したことで、彼が「わざわざ送ってくれた」ことに気づく。
「女の子一人で帰すわけねーだろ。あぶねーじゃん」
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さらりと、しかし強い意志を感じさせる口調。女の子として扱われるのではなく、当然のように「女の子を守る側」として振る舞う光。そのあまりの男らしさに、読者だけでなく劇中の彼女の心臓もバクバクと高鳴り、視界が揺さぶられる。
「かわいい」と「カッコイイ」の共存。こだわりは“女の子の目”と“男の視線”
作者の紫良河みあびさんは、本作が生まれたきっかけについて「見た目がかわいいのに、中身がめっちゃオスみの強いイケメンというキャラクターをあまり見たことがなかったから」と語る。
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光というキャラクターを形作る上で、最もこだわっているのは「目」の表現だ。
女の子っぽい形の目でありながら、そこから放たれるのは男の子特有の鋭い視線。この絶妙なバランスが、読者の脳に心地よい混乱を与える。また、言動からも男らしさを出すために、あえて口調は荒めに設定。ナンパしてきた男に対し「同じモンついてるやつに欲情してんじゃねぇよ」と言い放つ過激さも、彼のアイデンティティの一部となっている。
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趣味のX投稿から連載まで。広がり続ける紫良河みあびの世界
現在はガンガンONLINEにてダークファンタジー『つくもの万処』を連載中の紫良河さん。X(旧Twitter)では、今回話題となった光の「大学生編」や、別のギャップを持つ「ヤンキーの話」など、キャラクターの魅力を多角的に描く短編を精力的に発表している。
「かわいいのに、カッコイイ」。このシンプルなテーマを突き詰めた結果、光というキャラクターは既存の「男の娘」や「ボーイッシュ」という枠組みを飛び越え、新しいヒーロー像を確立した。そのギャップの深みに、これからも多くの読者が足を取られることになりそうだ。
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取材協力:紫良河みあび(@akaiiii_001)
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