
「先月他社から転職してきたばかりの男性社員は、私のストーカーだった!!」…という、コンプライアンス的にアウトな衝撃設定からスタートする本作。しかしこの作品は、ホラーでもサスペンスでもなく、純愛(!?)コメディなのである。



「ため息が1.7倍多い」恐怖の管理能力
ストーカーと思われる男性社員の名は岸くん。主人公が通勤で家から出ると、わりとすぐに岸くんから声をかけられ、会社では社内のどこをウロついていても岸くんが現れる。おそらく主人公のスケジュールを完全に把握しているのだろう。
続きを読む
顔は無駄にイケメンで、「午前中のため息がいつもの1.7倍多かったので」と主人公の体調を気遣ってくれる好青年(!?)だが、その観察眼は完全に常軌を逸している。
岸くんがいかにしてストーカーになったのか。それは彼が転職してくる3年前、ある冬の出来事にさかのぼる。岸くんが異様なまでに主人公を“崇める”ようになった理由は、本編で明らかになる。
続きを読む
「イケメンじゃないと成立しない」
本作『わたしの隣のヤンデレくん』の作者は、小学館の「新人コミック大賞」で佳作を受賞しデビューを果たした杏乃さん(@sakana32929)。岸くんのキャラクター設定について、杏乃さんはこう語る。
「大前提として『見た目がイケメンじゃないとな…』ということで、岸はまともそうな外見になりました。周りから見たらストーカーだけど、本人にその自覚はないです。すべて愛が重すぎるゆえにとってしまう行動です」
続きを読む
もし見た目が良くなければ、即通報案件だ。 「本作品ではガチガチのストーカーを描いているわけではなく、不器用な男が好きな女性にただ幸せになってほしいために、おかしな行動をとってしまう物語として読んでいただけるとうれしいです」と杏乃さん。イケメンという免罪符を持った男の暴走は、果たして純愛として成立するのか。
結婚詐欺に遭ったOLの物語も
杏乃さんは本作のほかにも、2024年8月から「フラコミLike!」(小学館)にて『がんばれしおりちゃん』を連載中だ。こちらは「結婚の約束までしていた彼にお金を持ち逃げされたドン底OL」が主人公のラブコメディ。ストーカーの次は結婚詐欺と、なかなかハードな恋愛模様を描いている。
続きを読む
『わたしの隣のヤンデレくん』で杏乃さんの世界観が気になった人は、ぜひ別作品も読んで、さまざまな“イケメン”をチャージしてみてはいかがだろうか。
取材協力:杏乃(@sakana32929)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
記事一覧に戻る