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会場を歩いていて、何度も思った。「まさお、いい人すぎるだろ」って。誰かの人生を眺めているはずなのに、気づくと自分のことを考えてしまう体験型展示「いい人すぎるよ展2026&微わかる展」に行ってきた。笑いながら見ていたはずが、途中でふっと足が止まり、少しだけ胸の奥が熱くなる。そんな瞬間が、会場のあちこちに用意されていた。


「いい人すぎるよ展」ってどんな展示?


「いい人すぎるよ展」は、日常のなかでつい見過ごされがちな、ささやかな優しさに目を向ける体験型展示として2023年にスタートしたシリーズ。誰かのために取った行動や、空気を読んで選んだ一歩。大きな出来事ではないけれど、「あ、こういう人いるよね」と思わず頷いてしまう瞬間が、展示の中にそっと置かれている。


いい人すぎるよ展2026は、「まさお」という人物を通して「いい人」とは何なのかを考える展示


この展示を手がけているのは、クリエイティブディレクターの明円卓さんが率いる体験クリエイティブチーム「entaku(えんたく)」。日常のなかに転がっている感情や違和感を拾い上げて、気づけば誰かと話したくなる形に仕上げてきたチームだ。これまで同シリーズは計5回開催され、累計来場者数は90万人超え。基本となるのは「写真(イラスト)+ひとこと」というシンプルな構成で、身近な「いい人」のエピソードを軽やかに差し出してきた。


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