
X(@tunatu727)で4コマ漫画を投稿する津夏なつなさんの作品が、大きな反響を呼んでいる。「4コマ1000本ノック」と銘打ち、毎日新作を公開することを目標に掲げる津夏さん。意表を突く感動オチからブラックなネタまで、その幅広いユーモアのすべてが読者を惹きつけて離さない。
「ふざけやがって」から「まあいいか」へ。上司の意外な一面に涙


2021年に活動を開始した津夏さんの作品の中で、特に大きな話題となったのが622本目の「特別な日」だ。仕事が山積みにもかかわらず、「今日は先にあがらせてもらう」と言い残して去る上司。部下は車の中で「ふざけやがって」といら立ちを隠せずにいた。しかし、信号待ちのとき、部下は偶然にも上司の姿を目撃する。
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そこにいたのは、大きな花束とお祝いのケーキを両手に抱え、足取りも軽やかに歩く「夫としての姿」だった。その光景を見た部下にとっても、上司への怒りが消え、許せてしまう「特別な日」に変わった。
この投稿には5.7万件を超える「いいね」が寄せられ、読者からは「なんか救われる」「確かにこれは許しちゃう」といった共感の声が相次いでいる。
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全くの未経験から挑む1000本ノック。バズの裏側に隠れた努力
驚くべきことに、津夏さんはこの活動を始めるまで漫画制作の経験が全くなかったという。「形に残る趣味が欲しい」という思いからスタートし、「1000本も描けばきっとおもしろい漫画が描けるようになっているに違いない!」という確信のもと、自らにノックを課した。
初期の作品については、津夏さん自身「下手くそなので直視できなくなりました(笑)」と振り返る。転機となったのは開始から8カ月ほど経ったときだ。243本目の「ボール博士」が5000件の「いいね」を超え、一気に認知度が向上した。
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日々のネタ出しは、仕事の合間に思いつくことが多いほか、他の方の作品を読んで刺激を受けることもある。「このテーマだったら、自分ならどういうオチをつけるかなぁ」と考えることが、ネタの構成を練る上でよい訓練になっているという。
「とにかくとにかくおもしろい漫画を、多くの人に読んでもらいたい」と決意を語る津夏さん。本数を重ねるごとにステップアップしていくその姿勢は、多くの表現者に勇気を与えている。
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取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
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