
「女社会の知られざる闇」や「アパレルあるある」など、実話に基づくエピソードをコミカルに描いてきたゆき蔵(@yuki_zo_08)さん。学生時代から続いた4人グループとの関係が、大人になるにつれてゆっくり軋んでいく。結婚や出産を経た友人たちとの距離が広がり、独身に戻ったゆき蔵さんは次第に会話に入れなくなり、ついにはフェードアウトしてしまう。時間が経つほどに自己嫌悪に押しつぶされそうになるなか、彼女を救ったのは職場の“ある人物”だった。
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心の奥にあったのは、認めたくない感情だった



学生時代からの4人組は、結婚や育児など“ライフステージの違い”によって徐々に会話の温度差が生まれていく。無理に合わせようとするほど疲れ、最後のひと押しとなる出来事が起きたことで、ゆき蔵さんは静かに距離を置いた。
しかし離れてみると「もっと大切にできたはず」「私が悪かったのでは」と自分を責めてしまう。そんな迷いを打ち明けた相手が、職場の頼れる存在・N姐さんだった。
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「それ、結局は嫉妬してたんじゃない?」
ゆき蔵さんの話を聞き終えたN姐さんは、ズバッと核心を突いてきた。「羨ましい気持ちがあったから会話が辛かったんじゃない?」というひと言は、ゆき蔵さんにとって避けてきた“本音”そのものだったのだ。結婚・出産で順調に進む友人たちを前に、置いていかれたように感じていた自分。その感情を直視した瞬間、涙ではなく“ウロコが落ちる”ような衝撃が走る。
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さらに続くN姐さんの言葉が、価値観を丸ごと変えた
核心を突かれ白旗を上げたゆき蔵さんだったが、N姐さんはそこで終わらない。「それにさ、」と前置きしながら放たれた次の言葉は、彼女の自己否定をやさしくほどき、こじれた心を軽くしてくれるものだった。
友人関係がうまくいかなかった理由は“誰が悪い”の一言では片付かない。けれど、N姐さんのアドバイスは、自分を責めがちなゆき蔵さんに必要な視点を与えてくれたのだ。
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現在ブロガーとして活躍するゆき蔵さんは、今も時折“こじらせの波”が来るたびにN姐さんのもとへ向かい、心のメンテナンスをしているという。ブログでは「女社会の闇」「アパレルあるある」など、実話をもとにした共感エピソードが多数公開されており、毎晩20時30分に更新される記事を楽しみにしている読者も多い。
取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)
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