
突然鳴り響いたインターフォン。居留守を続けたにもかかわらず、チャイムが鳴り止まない。さらにはドアまで叩いてきて、ドアスコープをのぞいてみたらサラリーマンが立っていた。執拗にチャイムを連打され、最後には嫌がらせまで!?今回は、勧誘業者の態度がトラウマになってしまった緑丘まこさん(@makoishappy777)の『わたしはインターフォンがこわい』を紹介する。
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「普通鳴らしても2~3回じゃない?」異常な連打とドアを叩く音



本作は緑丘さんの実体験を漫画化したもの。日中の在宅時、チャイムが鳴った。アポなしの来客なので居留守を使ったが、何度も繰り返されるチャイムに、緑丘さんは「普通鳴らしても2~3回じゃない?」と思い、留守と知っておきながら連打する相手の異常性に怖くなった。
インターフォンが止まってしばらくしてから、室内のドアスコープをのぞいてみた。すると、そこには隣の家のインターフォンを連打するサラリーマンの男性が写っていた。
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静かに見ていると、男はゆっくりと振り返り再びこちらに向かってきた。慌てて部屋に戻ったが、チャイムが再び鳴り、さらにはドアまで執拗に叩いてきて――!?
「トラウマなことに変わりない」作者が語る後悔と対策
今回は、リアルな実体験を描いた緑丘さんに詳しい話を聞いた。
この体験について今はどう思っているか尋ねると、「この漫画を描くまではずっと、かなりトラウマになっていました。今もトラウマなことには変わりありませんが、漫画に描いたことで少し発散できたような気がします。とはいえ、完全に消化できておらず、いまだにインターフォンが鳴るとビクッと身構えてしまいます」と、深いトラウマになっていることを明かした。
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インターフォンが怖くなった方に向けて、何か対策をしたか尋ねると、「インターフォンに対しての対策ではないのですが、ドアスコープの部分に内側から布をマグネットで貼って小さなカーテンのようにしています」とのこと。また、「郵便や宅配などアポなしで知らない人が訪問した際は出ないようにしています」と、徹底した対策を語った。
この恐怖体験を踏まえ、今ではどのような対応がベストだと思うか尋ねると、「あのインターフォンの恐怖体験をしたとき、警察にすぐに連絡するべきだったと今では後悔しています」と、当時の対応への反省を語った。
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「自分の絵で描いた方がいい」という先生の言葉がきっかけで漫画家へ
漫画を描き始めたきっかけについては、「自分の絵にコンプレックスがあり、もともとは漫画原作者志望だったのですが、吉泉知彦先生の漫画教室に通っていたころ、吉泉先生から『緑丘さんの漫画は、緑丘さんの絵で描いた方がいいよ』と言われ、自分で全部描くようになりました」と、恩師の言葉がきっかけだったことを明かした。
漫画を描くうえでのこだわりは、「読んでいる間や読後に、なるべく読者様が不快な気持ちにならないように気をつけています」とのこと。
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今後は、まだ描けていない実話を描き、フィクション漫画にも挑戦し、「皆様に喜ばれるような作品づくりを心がけたい」と抱負を語った。
取材協力:緑丘まこ(@makoishappy777)
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