
ウェブ漫画の盛り上がりは衰えず、さまざまな作品が話題を呼んでいる。津夏なつな(@tunatu727)さんがシリーズとして展開している「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」もそうした漫画の1つだ。作品の見どころとともに、作者の津夏さんに制作のこぼれ話を取材した。
初めて見る人でも読みやすい内容を意識している



作者の津夏なつなさんは、2021年にSNSで4コマ漫画の投稿を始めるまで、漫画制作の経験がほとんどなかったという。本シリーズ「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」の最初の作品は描き始めて1カ月も経たないころに制作されため、津夏さんは「画力や構成力が全然足りず上手く表現できないもどかしさがありました」と当時を振り返る。
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また、「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」のアイデアについては、「医療知識がまったくない人間がかろうじて知る民間療法や、おまじないレベルの医術で本格漫画を描いたらおもしろいんじゃないか」という発想がきっかけになったと明かす。その後も4コマ制作を続け、約1年が経ったころ、当初の構想にもとづいて描き直してみたところ予想以上の反響があり、これが人気シリーズへとつながったそうだ。
現在、津夏さんは「1000本ノック」と題し、毎日SNS上で新作4コマ漫画を発表している。津夏さんが毎日投稿を続けているのは、「SNSでタイムラインに流れてくる漫画は、パッと一瞬で読める単発の4コマが向いている」という考えがあるからだという。さらに、「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」を描く際には、「続き物の漫画は新たな読者が付きづらい印象がある」と感じているため、なるべく「初めて見た人でも読みやすい内容にしなければ」と意識して制作していると教えてくれた。
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「医療知識ゼロの人が描いた本格医療マンガ」はさくっと読めるので、最近笑いが足りていないと感じている方は、ぜひ一度読んでみてほしい。
取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
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