ウォーカープラス

自動車のエアバッグ生地やハンドルなどに使われる素材などを組み合わせて、独創的なアップサイクル製品を企画・販売する豊田合成株式会社のブランド「Re-S(リーズ)」。その取り組みと製品について、経営企画部SDGs関連商品室室長の山田浩二さんに話を伺った。


「Re-S」が手がけるカラフルなトートバッグ


同社がこのブランドを作ったのは、2018年から始まった社内の「もったいない活動」がきっかけだ。「車のエアバッグ生地やハンドルに使われる本革は、製品化される過程で常に厳しい検査をパスしなければなりません。そこでパスできなかったものについて以前は廃棄していましたが、社内で『何かに再利用できないか』との声があり、アップサイクルの検討が始まりました」と山田さん。2019年、株主総会用のエコバッグを製作したのを皮切りに、2020年9月に「Re-S」を立ち上げ、エアバッグ生地を使ったポーチや革を使ったペンケースなども作り、本格的な販売をスタートした。


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