世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥選手が、2025年12月27日(土)にサウジアラビア・リヤドで開催される「THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」でメキシコのアラン・ピカソ選手を迎え撃つ。年間来場者数2000万人を超える世界最大級のエンターテインメントイベント「リヤド・シーズン」の一環として行われる今大会には、井上選手を含む日本人トップボクサー6選手が出場。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で国内独占生配信されることも決定した。

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井上尚弥「世界に向けたアピールになる」好戦的な挑戦者との防衛戦

2025年11月7日に開催された記者会見に登壇した井上選手。リヤド・シーズンの大舞台での試合について「サウジアラビアで試合をできることに感謝します」と語ったうえで、対戦相手のアラン・ピカソ選手(33戦32勝17KO1分)について「非常に好戦的で、楽な戦いではない」と分析。
「今回の興行は、世界に向けたアピールになるので、気合を入れて挑みたい」――31戦31勝27KOの圧倒的な戦績を誇る“モンスター”は、メキシコの強豪との対戦に向けて闘志を燃やしている。
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中谷潤人は階級上げて新たな挑戦へ
本大会の特徴は、全試合に日本人ボクサーが登場すること。中谷潤人選手は、スーパーバンタム級に階級を上げてメキシコのセバスチャン・ヘルナンデス選手(20戦20勝18KO)と対戦する。
「スピードやパワーが上がっています。相手はパンチ力があり集中力が必要な戦いになりますが、自分のボクシングをして黒星をつけたい」と中谷選手。31戦31勝24KOの無敗記録を引っ提げ、新階級での戦いに挑む。
WBC、WBA世界フライ級前統一王者の寺地拳四朗選手にとっては初の海外試合。IBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア選手に挑戦し、世界3階級制覇を目指す彼は「絶対に勝って、世界に名前を知らせたい」と力強く宣言した。
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今永虎雅選手も「自分にとってこの一戦は大きな節目になると思います。世界に自分の名前をアピールして、来年さらに上のレベルで戦っていきたい」と意欲を見せる。
堤兄弟も参戦!駿斗は世界タイトル、麗斗が“いいバトン”を
注目は堤駿斗選手・堤麗斗選手の兄弟同時出場だ。兄の駿斗選手はWBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦で、経験豊富な英国のジェームス・ディケンズ選手と激突する。
「対戦相手は自分よりキャリアが豊富ですが、それを上回ってベルトを獲ることに価値がある」――8戦8勝5KOの無敗記録を持つ駿斗選手が、世界王座への意欲を燃やす。
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弟の麗斗選手は「大きな舞台で試合ができることにワクワクしています。兄が世界タイトルになるので、最高の形で勝って、いいバトンを渡したい」と兄弟での勝利を誓った。
年間2000万人が訪れる「リヤド・シーズン」とは?
「リヤド・シーズン」は、サウジアラビアの首都リヤドで毎年冬季に開催される世界最大級のエンターテインメントイベント。2019年のスタート以来、数千にも及ぶコンサートやスポーツイベントを展開し、直近の「リヤド・シーズン2024」では年間来場者数が初めて2000万人を突破した。
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ボクシング界でも歴史的な試合を次々と開催。タイソン・フューリー対オレクサンドル・ウシクによる21世紀初の統一ヘビー級タイトル戦、アンソニー・ジョシュア対ダニエル・デュボア戦、さらに2025年9月にラスベガスで開催されたカネロ・アルバレス対テレンス・クロフォードの世紀の対決など、記憶に残る数々の名勝負を生み出してきた。
今回の「NIGHT OF THE SAMURAI」は、日本のボクシング界にとって世界への大きなアピールの場となる。サウジアラビア総合娯楽庁議長でサウジボクシング連盟会長のトゥルキ・アル・シェイク長官も「才能あふれる日本の選手たちを12月のリヤド・シーズンに迎えられることを大変うれしく思います」とコメント。世界の注目が日本人ボクサーたちに集まっている。
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Leminoで独占生配信!チケット情報は近日発表
試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で国内独占生配信される。現地観戦のチケットは近日中に発表予定で、webook.comで購入可能となる。
果たして井上選手は4団体統一王座を守り抜くことができるのか。そして日本人6選手は世界の強豪たちを相手に、どんな戦いを見せてくれるのか――2025年12月27日(土)、歴史に残る一夜がサウジアラビアで幕を開ける。
「THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI」対戦カード一覧
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・世界スーパーバンタム級4団体(WBA、WBC、WBO、IBF)タイトルマッチ
井上尚弥(31戦31勝27KO) vs アラン・ピカソ(33戦32勝17KO)
・スーパーバンタム級
中谷潤人(31戦31勝24KO) vs セバスチャン・ヘルナンデス(20戦20勝18KO)
・IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ
ウィリバリド・ガルシア・ペレス(32戦23勝13KO6敗2分) vs 寺地拳四朗(27戦25勝16KO2敗)
・ライト級
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今永虎雅(9戦9勝5KO) vs アルマンド・マルティネス(17戦17勝15KO)
・WBA世界スーパーフェザー級暫定戦
堤駿斗(8戦8勝5KO) vs ジェームズ・ディケンズ(41戦36勝15KO5敗)
・フェザー級
堤麗斗(3戦3勝2KO) vs レオバルド・キンタナ(13戦12戦5KO1敗)
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