【ギャグ漫画】白雪姫の「魔法の鏡」がフリーズ…？全世界の顔面検索で重くなる？誰もが経験する「読み込みラグ」をテーマにした漫画に爆笑【作者インタビュー】

5コマ漫画家、伊東さん(@ito_44_3)の創作ギャグ漫画「now loading...」を紹介する。本作は、有名な童話「白雪姫」を現代のインターネット事情にオマージュしたもので、魔法の弱体化を感じさせる展開に11万いいねという大きな反響が集まった。

検索対象は全世界？読み込みが遅い魔法の鏡

「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのは誰?」今まで一番美しいと言われ続けてきたお妃だが、鏡はすぐに答えない。検知に時間がかかっている様子に、お妃さまは「最近読み込みが遅いな」「フリーズしてる?」と心配する。そして、ずいぶんのラグがあったあと、「白雪姫です」とようやく応答した。

伊東さんは、「いくら魔法の鏡とはいえ、世界中の顔面を検索したらさぞ処理が重いだろうな、と思って描きました」と制作の経緯を話す。これには、「この機に光回線にしたら?」「インデックスが張れてない」「統計を取り直すべき」など、ネットユーザーからの声が相次いだ。数年使ってキャッシュがたまっていたとしても、時代が進化しても美しいのが「白雪姫」に変わりがないという展開もおもしろい。

「都道府県まで絞るほうが現実的」

本作が大きな共感を呼んだ理由について、伊東さんは「誰もが知っている白雪姫の導入から、誰もが経験している『重くてフリーズ』という展開につなげることで、共感を呼びやすかったのかと思います」と分析する。

作中でお妃が対象範囲を狭めようとする配慮もおもしろいが、これについて伊東さんは「『国』だとまだまだ対象者が多くて処理が大変そうなので…。都道府県まで絞るほうが現実的かなと考えました」と明かす。伊東さんのアイデアには読者から「県在住だったのか」「意外と近くに住んでる」などの声が届いた。

伊東さんがこれまでX(旧Twitter)に投稿してきた作品は、描き下ろしを加えKindleで無料公開中である。伊東さんは「これだけ描き続けていても、いまだに何がヒットするかはわからない」と言う。「毎日投稿をルーティンにすることで計画的に作業しています。Xの反応がモチベに直結するので、いいね・リポスト・リプライなどいただけると励みになります!」と、継続的な意欲を見せている。

取材協力：伊東(@ito_44_3)

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