
河野りぬ(@job_rinu)さんはSNSやブログを中心に子育てなどのエッセイ漫画を公開している。「息子の新たな凹凸の話」は、息子がASDやADHDなどの発達障害を発症し、小学校入学を目前に療育をしていくというエピソードだ。本作を描くようになったきっかけや裏話などについて、河野りぬ(@job_rinu)さんにインタビューした。
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子育てに悩むすべての親へ 子供の魅力を見失わないで



本作「息子の新たな凹凸の話」は、作者の河野りぬさんのふとした気づきから描きはじめたという。河野さんは「発達障害に関する情報は多いので、『私が描かなくてもいいか…』と思っていた」と、当初は発信をためらっていたことを明かす。しかしある日、「珍しいことでも恥ずかしいことでもないんだから、別に隠さなくていいんじゃない?」と感じたことをきっかけに心境が変化し、「同じ仲間たちに『私たちも仲間だよ~』という気持ちで描きはじめました」と語ってくれた。なお、本作は「実話です」と話しており、作者自身の経験に基づいたノンフィクション作品である。
息子さんがASDとADHDと診断されたときは、「やっぱりか~という気持ちと、ダブルか~という困惑も少なからずありました」と率直に語る一方で、「診断が出たことで、いろいろサポートしやすくなった!」「さあ療育だ!」と前向きな気持ちも湧いたという。「とにかく療育に早く繋がりたかったです」と当時を振り返る。しかし、赤緑色盲の疑いには「マジかよ…なんで息子ばっかり」とショックを受け、「しばらく落ち込みましたが、夫の助言もあって、今は前向きに過ごせています」と語る。
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「子供って本当にいろんな子がいるな〜と思います」と話す河野さん。「子育てしていると、何かと周りの視線や意見が気になってしまったり、落ち込んだり、思い悩んだり…と、いろいろあると思います」と、親としての葛藤にも触れる。それでも、「子供それぞれの魅力を親が見失わないように、無理せず息抜きしながら一緒に頑張りましょう!!」と、子育てに向き合っている読者へメッセージを送ってくれた。
取材協力:河野りぬ(@job_rinu)
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