キャリア支援サービスを展開する株式会社fanfareは、2025年10月16日より「オンライン相談付きキャリア手帳2026年版」の販売を開始した。
本商品は、スケジュール帳としての日常使いに加え、自身のスキルや経験の棚卸しができる「キャリア手帳」と、実績豊富なキャリアコンサルタントによる「オンライン相談」を組み合わせたハイブリッド型サービス。キャッチコピーは「書けば、気づける。話せば、確信に変わる」。手帳に記入することでキャリアを“見える化”し、相談を通して「自分らしさ」を明確にすることができる。

サービス誕生の背景にある課題意識
就職、転職、キャリアチェンジといった転機や、ライフスタイルの変化に応じた働き方を模索する動きが活発になるなか、多くの人が「キャリアをどう築くか」という問いに直面している。
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一方で、日々の忙しさに追われ、立ち止まって自分の価値観や強みを言語化する機会は限られている。結果として「自分の軸を言葉にできない」「将来に不安を抱える」という声も少なくない。こうした状況は、学生や若手社会人に限らず、経験豊富な中堅層やベテラン層にも共通する課題だ。このような背景のもと、同社は“書く”ことと“話す”ことの両面からキャリアを見直せる本サービスを企画・開発。今年で6年目を迎える。
書くことで「気づき」、話すことで「確信」へ
本サービスは、利用者が手帳に日々の気づきや考えを記録し、それをベースにキャリアの専門家とオンラインで相談できるという特徴をもつ。
・手帳に記録して可視化する
・オンライン相談で気づきを深掘りし確信へと変える
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この循環により、利用者が「自分らしいキャリアの軸」を見つけ出し、未来を主体的に描くことを目指している。
キャリア手帳の3つの構成
手帳は“キャリア形成のパートナー”
キャリア手帳は、単なるスケジュール帳にとどまらず、自己分析やキャリアの棚卸、習慣化の支援までを担う、まさに“キャリア形成のパートナー”といえる。忙しい毎日のなかでも自然と「気づき」と「成長」を積み重ねられるように3つの構成でできている。
自分の価値を見つめ直す
・自己分析チャート:8軸で現在と未来を可視化
・自己コントロールページ:思考の整理と感情のコントロール
・セルフケアページ:不調の原因に気づき、自分なりの回復方法を探る

キャリアの棚卸し
・ビジネスパーソンページ:経験や資格を棚卸し、強みを言語化
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・資格取得ページ:計画的な取得を支援
・キャリアデザインページ:1年を振り返りグラフ化

日々の記録を積み重ねる
・行動習慣化ページ:良い習慣の定着をサポート
・カレンダー・メモページ:成長の軌跡を記録
オンライン相談で“気づき”が“確信”に変わる
「オンライン相談付きキャリア手帳」では、3000人以上の相談実績を持つキャリアコンサルタントが、利用者の記入内容をもとにオンラインで対話を進める。
・自己分析にプロの視点が加わることで、曖昧だった思考がクリアになる
・整理された経験やスキルが、“未来の武器”、具体的な言葉に変換される
・日々の行動が客観的に見直され、次の一歩への指針となる
人材紹介を目的としない中立的な立場でのアドバイスも安心材料のひとつ。自分のキャリアを「自分の言葉で語れる」ようになる支援が特徴だ。
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ワークライフバランスの再定義
同社が提唱するワークライフバランスとは、時間の配分ではなく「自分が最も満たされたい領域に、どれだけ納得感をもって注力できているか」に重点を置く。キャリア手帳とオンライン相談の組み合わせにより、自分の今を整理し、納得できる選択と配分を見極めることが可能となる。
表紙デザインにも込められた想い
手帳の表紙は、大阪芸術大学と連携した産学プロジェクトによるもの。障がいのあるアーティストの絵画をもとに、学生がデザインを手がけた。「使う人だけでなく、作る過程にもキャリア支援を」というコンセプトが込められており、人生とキャリアに真摯に向き合う勇気を後押しする存在となっている。

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得られるものと展望
本手帳を通じて、利用者は以下のような変化を実感できる。
・自分のキャリアを客観的に整理できる
・方向性を言語化できるようになる
・不安が確信に変わり、行動への迷いが軽減される
・成長を実感し、自信がつく
・キャリアを語る力が身につき、環境の変化にも前向きに対応できるようになる
今後は、より多様な世代・職種への対応、関連機関との連携も視野に入れながら、個人のキャリア形成を支えるサービスとしての進化を目指している。
今回の新商品について、担当者に話を聞いてみた。
ーー「オンライン相談付きキャリア手帳2026年版」の狙いは?
働くすべての人に、自分らしいキャリアデザインをサポートすることを目的としています。現代社会では働き方が多様化し、「自分のキャリアをどう築くか」を誰もが考える一方、多忙な日常の中で自分の強みや価値観を整理する機会が限られ、「将来の方向性が定まらない」といった不安を抱える方が増えています。こうした課題を解決するため、「キャリア手帳」と「オンライン相談」を組み合わせた新しいキャリア支援サービスとして開発しました。ターゲットは、学生や若手社会人だけでなく、豊富な経験を持つベテラン層を含めた「働くすべての人」です。
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ーー本手帳の目玉は?
最も目玉となるのは、「書けば、気づける。話せば、確信に変わる。」というキャッチコピーに象徴される、「手帳に書くこと」と「オンライン相談で話すこと」の相互作用です。
手帳に書き出すことで日々の気づきを整理し、自分のキャリアを「見える化」できます。さらに、その内容をベースに経験豊富なキャリアコンサルタントと対話することで、自分だけでは気づかなかった点に光が当たり、ぼんやりしていた気づきが「こうすればよい」という確信へと昇華します。特に、オンライン相談は人材紹介を目的としないため、常に公平なアドバイスを提供し、利用者が「自分のキャリアを自分の言葉で語れる」ようになることを大切にしています。
ーーアイデアはどのようにして生まれた?
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多くの人がキャリアに悩みながらも、日常の忙しさで立ち止まる機会を持てない現状に課題を感じていました。そこで、「日々使う手帳」と「プロの相談」を組み合わせることで、自然な形で自己理解が深まる仕組みを作れないかと考えたのがはじまりです。今では利用者の声に支えられ、6年目を迎えることができました。
開発にあたり、特に苦労したのは「手帳の内容とオンライン相談をどのように連携させるか」という点です。そのためには手帳を「対話の土台」として機能させる必要がありましたので、手帳の構成を「自分の価値を見つめ直す」「いままでのキャリアを確認できる」「毎日の記録を書き留める」という3つの軸で設計し、オンライン相談では利用者が手帳に書いた内容をベースに対話を進めるという仕組みにしました。これにより、「書くこと」と「話すこと」がしっかりつながり、キャリアの方向性がよりクリアになるというサービスの核となる特徴が生まれました。
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ーーユーザーへのメッセージは?
「ワーク」も「ライフ」もすべてひっくるめた“自分自身の人生”をどうデザインしていくのか。そのキャリアの選択権を、一人ひとりが自分の手に取り戻せるよう、私たちは応援しています。たとえば、あえてワークライフバランスを捨てるという選択も、明確な意志と目的があれば、それはすばらしい生き方です。ただし、それが他者から押し付けられたものや、社会の空気に流された結果であってはなりません。
私たちは、公平な立場でキャリア支援を行うことで、「自分のキャリアを自分の言葉で語れる力」を育むことを大切にしています。このキャリア手帳とオンライン相談が、あなたのそばをともに歩む“伴走者”となり、一人ひとりが自分らしい働き方を描き、実現していける社会を目指していきます。
書いて、話して、気づく。そして“自分らしい選択”が見えてくる。この手帳が、あなたの次の一歩を照らすガイドになるかもしれない。
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