
宅配便の段ボールの中から「キューキュー」と動物の鳴き声がする。しかし、送り状の品名には「桃」と書かれている…。宅配業社によっては規約上、生き物を送れないところもある。しかし、依頼者が品名をごまかして生き物を送ることは稀にあるそうで。配送センターで鳴き続けている、その中身とは一体?長年宅配業界で働いてきた、ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)さんが描く「運び屋ゆきたの漫画な日常」から、入れてはいけない品物を運んだ体験漫画を紹介する。
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「鳩は、ゆうパックで送れます」



本作は「桃」と書かれた段ボールの中から動物の鳴き声が聞こえ、配達したあと、その中身がモモンガだったということが判明する…というストーリーである。
生き物を輸送したいと考えたとき「生き物を送ることができない」という規約の壁が立ちはだかる。そのため、依頼者が品名を偽装して送ることもあるそうだ。「実際には熱帯魚や昆虫、爬虫類などをしばしば見かけました。規約がそこまで厳密に運用されているわけではない、というのが現実だと思います」と作者のゆきたこーすけさんは教えてくれた。実際のところ生き物を配送することはできないが、食用として記載すると届けられるらしく「『食活用』『「生き餌』などと品名が書かれていることもありました」と語る。
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さらに別の日、道端で行き倒れた鳩を助けたゆきたこーすけさん。鳩を保護すると、足首に連絡先がついていたので電話をすると、鳩は富士山から秋田まで鳩レースをしていたところで行き倒れてしまったようだ。鳩を輸送するために指定された会社へ行くと「鳩専用ボックス」を渡され、そこに鳩を入れて送ることができるという。ゆきたこーすけさんは「鳩は、ゆうパックで送れます。実際に、レース鳩を送る需要があります。鳩専用ボックスなるものもあるそうです」と話してくれた。
本作「運び屋ゆきたの漫画な日常」に描かれたトラブルやおもしろエピソードをぜひ読んでみてほしい。
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取材協力:ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)
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