
哀愁漂うタッチの漫画でサラリーマンの日常を発信している青木ぼんろさん(@aobonro)。どこかで誰もが経験したことのある「働くあるある」なシーンが共感を呼んでいる。ウォーカープラスでは、青木さんのサラリーマン生活を「恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活」と題し、全編描き下ろしで紹介する。
今回は、時間との勝負となる宅配便の「不在票」をテーマにしたエピソードについて、作者の青木さんに話を聞いた。
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全速力で走った先にあった絶望



作中に描かれた「不在票」のエピソードは、青木さんが実際に体験した話だという。およそ4年前に実際に起こった出来事を描いたと語る。
「荷物を受け取るために、頑張って仕事をすべて終わらせ、『さあ帰るぞ』と思った矢先に終業直前の会議に招集されてしまいました。荷物受け取りに間に合うよう、喉から聞いたこともない息切れの音がするくらい、全速力で走ったのですが、無念でした」と、当時の心境を明かす。
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一人暮らしにとっての「荷物受け取り問題」は根深い。青木さんはネットショッピングを多用するようになってからこの問題に直面することが増えたといい、「『休日は何している?』と聞かれたときに『時間指定の宅配便を待っている』と答えてしまうくらい根深い問題だ」と感じている。
置き配サービスが救うサラリーマンの日常
この根深い問題に対し、青木さんも対策を講じている。置き配サービスが利用できる場合は積極的に利用するようにしているそうだ。
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「置き配サービスのおかげで、仕事のスケジュールを確認して受け取る煩わしさや、再配達をお願いするときの申し訳なさ、そして全速力で走ることもなくなったので、すごく助かっています」と、その効果を語った。
終業直前の会議招集や仕事の依頼は、働く者にとって日常茶飯事である。「少しだけ」と思ったその時間が、大切な予定を大きく狂わせてしまうことは誰にでもある。今後も青木さんは、“恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない”けれど、働く人にはどこか一大事にも感じるサラリーマン生活を漫画で描き続けるという。
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取材協力:青木ぼんろさん(@aobonro)
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