
地毛が茶色い生徒に「うちは髪染め禁止だぞ!」と教師が注意する。しかし、生徒は「これは地毛です」と反論。すると教師は、「髪を黒く染めろ!」と、校則に矛盾する指導をしてしまう。今回は5コマギャグ漫画家、伊東さん(@ito_44_3)の創作漫画「矛盾校則」を紹介するとともに、作者にインタビューした。
「黒に染めてこい」…校則に矛盾した教師の指導


「うちは髪染め禁止だぞ!」と教師に注意された生徒。生まれつき髪の色が茶色いため、「これは地毛です」と訴える。すると教師は、矛盾したことに「黒に染めてこい」と言う。
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同じように、パーマがかかっているように見える髪質の生徒にも「パーマ禁止だぞ!」と注意。地毛だとわかると「ストレートパーマをかけてこい」と指導する。このような理不尽な規則に対し、「理不尽な規則をつくって、従わせようとする教師や学校はいらない」といった声も上がっている。
「昭和はこれが当たり前」…理不尽な校則の背景
最近では、生まれつき髪色が薄かったり、くせ毛だったりする場合、地毛証明書の提出を求める学校も多い。しかし、「昭和はこれが当たり前だった」と当時を振り返る人もいる。
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伊東さんがこの作品を制作したきっかけも、自身の経験がもとになっている。「私の中学時代は、意図がわからない変な校則が多かったからだ。髪留めの色にまで指定があった」と語る。理不尽なことでも教師に意見することはできなかったという。
「最後のオチは、そういう矛盾を『なあなあ』で済ます教師陣への皮肉として描いた」と、作品に込めた思いを明かした。この漫画はXで5万以上の「いいね」を獲得し、大きな反響を呼んだ。
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取材協力:伊東(@ito_44_3)
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